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『俺の妹がワームなわけがない!(後編)』




(※この作品にはグロテスクな表現が含まれているのでご注意ください※)






あやせ「それ本気で言ってるの桐乃?」

桐乃「当たり前じゃん」


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あやせ「そう……」

桐乃「ちょ、ちょっと何よ…んぐっ!?」



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ピュルルルルゥゥゥゥ・・・





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桐乃「な、何よこれ…なんで私が化け物に…」

あやせ「違うわ。それがあなたの“本来”の姿なのよ」

桐乃「う、うそ…」

あやせ「やっぱり記憶を失っていたのね。私たちは人間に擬態して姿・記憶をコピーすることができる。でも、中にはその時に擬態先の人間の感情に飲み込まれてしまう者もいると聞くわ」


桐乃「い、いやっ!こんなのいやっ!!」

あやせ「さっき接触した時わかったわ。あなたは元々引きこもりの男の擬態していた。その男には女性化願望があり、スポーツ万能、成績優秀、容姿端麗な女の子に憧れていた。そしてある時会ったのよ、高坂桐乃という少女に」

桐乃「じゃあ私は…」

あやせ「そう、その男、つまりあなたは桐乃を殺害し、擬態した。本物の桐乃はさぞかし無念だったでしょうね。こんなところで人生の幕を終えるなんて。その強い感情があなたの記憶を混乱させた。元々高坂桐乃という人間はオタクではなかった。でも、引きこもりの男の記憶が一部継承されてしまったのね」





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桐乃「い、いやぁっ!いやぁっ!こんなんじゃ私モデルも続けられない…」

あやせ「落ち着いて桐乃。あなたがその人間に擬態している限り、あなたは正真正銘“高坂桐乃”だわ。親兄弟でさえ気づかない」

桐乃「あやせ……」

あやせ「さぁ、立って。これから二人で強く生きていきましょう」















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「「私たちずっと親友だよ♪」」









ピコンピコン(ペンダントの反応する音)

ゼクトルーパー「いたぞ!!」


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あやせ「な、なに…?」




バババババッ


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あやせ「きゃああああああぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっ!!!!!!!!!!」

桐乃「いやぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!」













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「「ワタシタチ ズットシンユウダヨ・・・」」


(『俺の妹がワームなわけがない!』 おしまい)




【あとがき】

というわけでいかがだったでしょうか。
この撮影のために中古でゼクトルーパー買ったのはクラスのみんなには内緒だよ♪(苦笑)

仮面ライダーカブトの最後の4話ぐらいの設定で描いてみました。
女子高生二人がカフェにいて、ペンダントが反応して友達がワームだとわかって「もしもしワームです」って通報するシーンが好きでヒントにしましたw
ちなみに「俺の妹がワームなわけがない!」というタイトルはカブト本編とも掛けてあります(苦笑)

擬態ネタはこれでもうほとんど出し切ったのでしばらく書かないと思います。
今日、朧村正が発売されるのでしばらくヒキコモードになるというのもありますw(申し遅れながらvitaを購入しました)
次回は憑依か入れ替わりが書きたいですね、それではまた(^_^)/




『俺の妹がワームなわけがない!(前編)』



(※この作品にはグロテスクな表現が含まれているのでご注意ください※)





女子高生・新垣あやせは、親友の高坂桐乃と携帯でしゃべりながら夜道を歩いていた。


あやせ「それじゃあまた明日学校でね~」


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 ドン!


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あやせ「あ、ごめんなさい…」

男「グルルル…」

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あやせ「えっ…」




ピュルルルルゥゥゥゥ・・・


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ワーム「グルルル…」


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あやせ「い、いやっ… 化け物…」


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桐乃「ちょっと!どうしたのあやせ!?」





ピュルルルルゥゥゥゥ・・・


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あやせ「うそ… なんで私がもう一人…」






ワーム「グルルル!」

あやせ「いやあああぁぁぁっっっ!!!」


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桐乃「ちょっと!どうしたのあやせ!何が起きてるの!?」





あやせ「たすけて… 桐乃……」


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桐乃「あやせ!?」





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あやせ「…ううん、なんでもない。じゃあ切るね」

桐乃「ちょっと!さっきの悲鳴は…」

 プチッ










翌日…


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あやせ「おはよう」

桐乃「おはよう」






放課後…


あやせ「桐乃、一緒に帰ろう♪」

桐乃「・・・・・・」

あやせ「桐乃?」


桐乃「あんた、一体誰なの?」

あやせ「何言ってるの?私はあなたの親友の新垣あやせよ」

桐乃「違う!あやせなら昨日のことをちゃんと説明してくれる!あんたはあやせだけどあやせじゃない!! 一体何者なの!?」


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あやせ「・・・・・・・・」


(つづく)






【あとがき】

この前、リサイクルショップでワームのソフビが500円で売られていたので衝動買いしてしまいました(^_^;)
サリスワームって現物で見ると意外とかわいいですね(苦笑)
というわけで久々の擬態物です。
あやせファンの方には申し訳ありませんm(_ _)m



擬態スチュワーデス





「お飲み物はいかがですか?」


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「ありがとうございます」











ピュウウウウウウウウウウ………


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「えっ…」













「グルルル…」


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「うわあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!」









(※イラストは加工可能なフリーイラスト集から使いました。ワームは僕が描きました。ヘタクソですいませんm(_ _)m)


短編『マリッジパープル』



私の名前はあゆみ、26才、OL。
今日は親友の洋子の結婚式に来ていた。



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「わぁ~ きれ~い」

元々洋子は、高校時代から美人と評判だった。
その洋子が乙女の憧れ、純白のウェディングドレスに身を包んだ姿は、同性の私が見とれてしまうぐらいきれいだった。
本当によかったね、洋子・・・





実は私が洋子の結婚式に出るのは2回目だった・・・
5年前、洋子には短大時代から付き合ってる彼氏がいて、その人と見事ゴールインした。
でも、その人は仕事のストレスから次第に洋子に暴力を振るうようになり、結局離婚した。

その時の洋子はDVのショックからもう身も心もボロボロで、食事も取らず家で一日中呆然としていたり・・・ひどい状況だった。
だから私はこまめに電話したり、食事を差し入れたり、時には一緒に泊まったり
あげたりして、ひたすら親友の回復を願った。

やがて洋子は精神のバランスを取り戻し、復職、そして陽一君と出会って、結婚・・・
本当にあの状態からここまでよくがんばったね・・・
私は親友の幸せが自分のことのようにうれしかった。




「それでは、新郎新婦によりますウェディングケーキの入刀です!」

若い男性司会者のアナウンスが流れる。

「おめでとう!」「おめでとう!」

会場から一斉に拍手とカメラのフラッシュが湧き起こる。
優しく手を添えて洋子を見守る陽一君と、幸せ一杯に微笑む洋子。
おめでとう、今度こそ幸せになってね・・・





その時だった。


ピュルルルルゥゥゥゥ・・・



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突然壇上から強い光が放たれ、私の視界を覆った。
最初はカメラのフラッシュだと思ったけれど、薄目を開けて見てみるとその強い光は洋子の体から出ていた。
その光と共に洋子のシルエットが変わっていく。
シルエットはどんどん大きくなり、ついに新郎の背丈を越した。

一体何が起きてるの・・・

やがて光は収束し、そこには紫色の化け物がいた。
ドクロのような頭に、ところどころエラのようなものが生えている。
よ、洋子が化け物になっちゃった!!


会場にどよめきが起こる。

「よ、洋子さん・・・?」

隣にいる陽一君はあっけに取られている。
次の瞬間、化け物になった洋子は30cmはある長い爪で陽一君ののどを掻き切った。


「いやあああああぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!!」

どよめきが悲鳴に変わる。
首から血を吹き出しながら陽一君が倒れた。
その血でウェディングケーキが赤く染まった。

なんなの、なんなの一体・・・




「やめるんだ洋子!!」

洋子の両親が壇上に駆け上がり、洋子を止めようとした。
だけど、洋子は「ビュルルルル!」という奇怪な鳴き声と共に、両親をも切り裂いた。


「うわあああああぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!!」

悲鳴はさらに大きくなった。
私も身の危険を感じた。
洋子は壇上から降りると会場のテーブルやイス、そして来場者を無差別に襲い始めた。

一斉に出口に人が殺到し、ぎゅうぎゅう詰めになった。
飛び交う悲鳴と怒号。

自分のドレスを踏みつけて転んでしまい、その上をさらに踏まれる女性。
泣き叫ぶ子供。

さっきまで会場は幸せの絶頂だったのに・・・阿鼻叫喚の地獄絵図に変わってしまった
・・・




「ど、どうしてこんなことするの!? あなたが一番楽しみにしてた式じゃない!!」

私は泣きながら、テーブルを破壊している洋子に叫んだ。
洋子は私のほうを見た。
ドクロのような顔に変わり果てた洋子・・・

「お願い・・・止めて・・・」



洋子は暴れるのを止め、こっちに向かってきた。
よかった・・・私の心が通じたのね・・・

洋子は私の顔をじっと見ると、長い爪で私ののど元をつかんだ。
よ、洋子!?
声にしたかったけど、声が出ない・・・


アッ!!

のど元に強い痛みが走った。
そんな・・・・・・
自分の前に血が吹き飛ぶのが見えた。

私、ここで死んじゃうの・・・・・・



ピュルルルルゥゥゥゥ・・・

私が薄れゆく意識の中で最後に見たのは、目の前に立つもう一人の私の姿だった・・・・・・





(短編『マリッジパープル』おわり)


(※イラストは加工可能なフリーイラスト集から使いました)


短編『吾輩はワームである』



吾輩はワームである。
名前はまだない。
どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。
気が付くと、暗い森の中で蠢いていた。

吾輩の先祖は7年前に隕石に乗って地球にやってきた。
そして、人間に紛れながら仲間を増やし続けている。
吾輩はその子孫である。

吾輩は体長212cm、体重124kg。
体は硬い外殻で覆われ、全身緑色。
人間から見れば、奇怪な姿に見えるであろう。



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しかし、吾輩は人間に擬態することができる。
擬態すれば外見はもちろんのこと、記憶までコピーできる。


それにしても、ここは一体どこであろうか?
生まれた森を抜けた吾輩がたどりついたのは、木で作られた建物がある開けた場所であった。
遠くてよく見えないが、向こうから大勢の人間の気配を感じる。

「や、やだ…」

と、後ろから人間の声がした。
振り向くと、そこには人間のメスがいた。

「バ、バケモノ…」

人間のメスは吾輩の姿を見るなりすっかりおびえきり、手に持った物を落とした。
ちょうどよい、このメスに擬態しよう。
吾輩は口から溶解液を放った。

「きゃ、きゃあ”……」

人間のメスは泡になってみるみる溶け、地面と区別つかなくなった。
そして吾輩はメスに擬態した。


ピュウウウウウウウウウウ………



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その瞬間、すべての記憶が吾輩の中に飛び込んできた。









私の名前は、菊澤久美、29歳。
○×商事に勤めるOL。
もうアラサーだから今年こそいい人見つけたくて、今日は同僚の典子と麗奈と一緒に婚活パーティーに来たの。

でも、全然いい人見つけられなくて…
気分転換にトイレに行ったら、いきなり緑色のバケモノが現れて…(それは吾輩じゃ)
まぁいい、この姿なら人間にも怪しまれないだろう。


「久美!?」

と、トイレのドアが開き、青ざめた顔の典子と麗奈が入ってきた。

「どうしたの?」

吾輩は慌ててハンドバックを拾いながら聞いた。

「久美がお手洗いに行ったきりなかなか戻ってこないから心配して…」

「ごめん、ごめん、ちょっとメイクが崩れちゃったの(吾輩ながらうまい嘘じゃ)」

「なぁんだ、よかったぁ」

ふぅ、怪しまれずに済んだわい。
まさか本物は死んで、おぬしらの足元のしみになってるとは夢にも思うまい。


吾輩は二人と共にパーティー会場に戻った。
会場では華やかな衣装を着た男女がたくさんいた。

「見て~ あの人イケメンだよね~」

典子が指すほうを見ると、タキシード姿の男がいた。
何人のも女に話しかけられている。

たしかイケメンじゃのう。
だが、あれは吾輩と同じワームじゃ。
しかもうじ虫の。
まったく人間とは外見にコロリと騙される愚かな生物じゃのう。



結局、三人ともいい人を見つけられず、パーティーはお開きになった。

「じゃあね~」

タクシーの中から典子と麗奈が手を振る。

「じゃあまた会社でね~」

吾輩も久美のフリをして手を振り返した。
タクシーのドアが閉まり去っていった。
さて、これからどうするか…
とりあえず吾輩の家に帰ることにするかのう。



すでに陽は沈もうとしていた。
家に向かって、オレンジ色の街を歩いていると、近くからうめき声が聴こえた。
吾輩らワームは普通の人間より耳がいいので、空耳ではない。
「ウーウー」という低い男の声…

吾輩は声がするほうに近づいてみた。
そこはビルとビルの間の暗いじめじめした空間だった。
ゴミが散乱していて、ひどい悪臭がする。

吾輩はスカートの裾をつまみ上げ、ハイヒールの足で先に進んだ。
すると、ゴミの真ん中に人間の影を見つけた。
そこには、破けた茶色いコートと帽子をまとった50代ぐらいのホームレスがいた。

なんじゃホームレスか…
吾輩が立ち去ろうとすると、ホームレスの伸び放題のひげが上下に動いた。


「ま、待ってくれ!わ、わかるぞ、お前もワームだろ!?」

振り返ると、目が合った。
頬は痩せこけ、黒ずんだ顔から目玉だけがギョッとこちらを見ている。
せっぱ詰まった感じであった。

「なんじゃ、おぬしもワームか。そんなところで何しておるんじゃ?」

「あぁ、この男に擬態したのはいいんだが、腹が減りすぎて一歩も動けないんだ。助けてくれ!」

「まったく… そんな姿に擬態するからいけないんじゃ… しょうがないのう…」

吾輩は近くのコンビニで菓子パンとスポーツドリンクを買ってきてやった。
男はそれを受け取ると貪るように食べた。


「ふぅ、助かった。礼を言うぜ」

「まったく… これからもその姿でいるつもりか?」

「いいや、もうこの姿はこりごりだ。どっかいい擬態先知らないか?」

「そうじゃのう…… そういえば、吾輩には咲紀という女子高生の妹がいる」

「そりゃいい!そいつに擬態させてくれ!!」



吾輩は男と共に歩き出した。
といっても、OLとホームレスが一緒に歩くと不自然なので、吾輩が先に歩き、そのあとを追いかけさせた。
やがて二階建ての一軒家が現れた。

”菊澤”と書かれた表札の門を通る。
後ろを振り返り、男が付いてきていることを確認すると、ハンドバックから鍵を取り出し、茶色の扉を開けた。


「ただいま~」

吾輩が声をあげると、奥から「おかえり~」と返ってきた。
妹の咲紀の声だ。
やがてバタバタと階段を降りる音がし、黄色いワンピースを着た咲紀が現れた。

「咲紀、お母さんは?」

「お母さんなら買い物に行ってるよ」

「それはよかった」

「?」

不思議そうな顔をしてる咲紀を前に、吾輩は手招きした。
吾輩の背後からホームレスの男が入ってきた。


「お、お姉ちゃん!誰その人!?」

「新しい”アナタ”よ♪」

「!?」

次の瞬間、男は擬態を解除し、本来の緑色のワームの姿へと戻った。

「いやぁぁ”……」

咲紀は逃げる暇なく、悲鳴ごと溶解液にかき消された。


ピュウウウウウウウウウウ………


緑色の巨体が光に包まれ、収縮していく。
やがて玄関に新しい咲紀が現れた。



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「こりゃいい!やっぱ若いっていいな!!」

玄関にあぐらをかき、自分の体を触りながら喜ぶ咲紀。

「ふふ、そうじゃろう」

「だけど、スカートってなんだかスカスカして落ち着かないなぁ」

「吾輩も最初はそうじゃった。ま、じきになれるじゃろう」


吾輩は風呂場へ行き、服を脱いでシャワーを浴びた。
咲紀はリビングでテレビを観出した。
やがてスーパーの袋を抱えたお母さんが帰ってきた。


「ただいま~ 今日は二人が好きなハンバーグよ~」

「やった~♪」

両手を上げて喜ぶ咲紀。
さっきまでホームレスだったのでよっぽどおなかがすいているのだろう。


お母さんが台所にいる間、吾輩と咲紀はリビングのソファーに二人だけになった。

「なぁ、次はあの母親も俺たちの仲間にしないか?」

吾輩の耳元で咲紀がにやけながら囁く。

「そうじゃのう、家族が仲間のほうがいろいろやりやすいしのう…」

「じゃあ俺、明日2匹仲間を探してくるから。4匹でこの家族を乗っ取ろうぜ♪」

「うむ、それがよい」


「あら、今日はやけに仲がいいのね」

お母さんが夕食をお盆に乗せて運んできた。

「あ、咲紀。あなたの学校の制服、もう乾いてるからね」

お母さんの視線の先を見ると、赤いスカートと青いブレザーの女子高の制服が掛けてあった。

「うん、ありがとうお母さん♪」


手伝いに行く咲紀の後ろ姿を見ながら、明日はどんな家族になるのだろうと期待に胸をふくらませた。




(短編『吾輩はワームである』おしまい)

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