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百合男子



どうも、こんにちはm(_ _)m
残暑が終わり、秋の風が吹き始めましたね(^^ )

今週はニコ動でシュタゲの最終回を観て、感動しました(;o;)
軽い気持ちで観始めたシュタゲですが、気がつくといつの間にかゲーム買ったりフィギュア買ったり、孤独の愛好者になっていました。

あと、おもしろい漫画に出会いました。
その名は…『百合男子!!』


yuridansi.jpg


もうすでにネット上で静かなムーブメント(?)になっているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、百合(女性同士の恋愛)が好きな男子の話です(笑)
女の子同士が仲良くしていると百合妄想したり、部屋に百合本を隠していたり、「お前は俺かwww」と突っ込みたくなるシーン多数で久々に楽しめました(笑)

帯に書いてあるキャッチフレーズがすごくて、

「我思う、故に百合あり。……だが、そこに我、必要なし。」

と、かの哲学者デカルトの有名な言葉を文字った、迫力あるような、切なくなるような、いい意味でブッ飛んでるセリフにやられました(笑)


たしかに百合の世界に男は不要かもしれません。
しかし、それを超越できるジャンルが一つだけある!
そう!TS!!

女の子に乗り移ったり入れ替わったり変身したりすれば、男でも百合の世界に入れる!!
すなわち、「我思う、故に百合あり。……だが、そこに我、必要あり(!!)」
デカルト風に追け加えるなら、「今一秒ごとにー 松果腺を超えてー」

何言ってるんだ俺は。
漫画のノリにつられてテンション高くなってしまったかもしれません(苦笑)
まぁ、ともかく、百合好きおよびTS好きの私としては、言わずにはおられませんでした(^^;)


実際自分も、道で女の子が仲良く歩いてるところを見ると、思わず百合妄想をしてしまいます(汗)
そこからさらに、「乗り移るならどっちにしようかな~」妄想が始まります。
あっちの子のほうがタイプだな~ でも向こうの子に乗り移ってニーソの履き心地も味わってみたいな~ とか。

そして憑依先が決まったら、憑依妄想が始まります。

女子A「きゃっ!!」

女子B「どうしたの!?」

女子A「ううん、なんでもないよ(へへっ、憑依成功だぜ)」


そして、最終ステップ、憑依百合妄想が始まります。

女子A「B子、最近胸大きくなったんじゃない?(モミモミ)」

女子B「ちょ、ちょっと何するの!?恥ずかしいからやめてよ!」

…といった具合に。
てか、これじゃあ百合男子じゃなくて、憑依男子やんけ!!
憑依ってほんとうに恐ろしいですね(^^;)



仮にあなたが幽体離脱しているとして(すごい前提だな)、目の前に自分の好きな女の子とその親友の女の子が二人で歩いていたら、どちらに乗り移りますか?
これはおそらく憑依好きの間でも意見が分かれると思います。

僕は自分の好きな女の子に乗り移る派ですが、「親友に乗り移って好きな子と会話するほうが楽しい」と言われると、「そうかも」と思います。
実際自分の好きな女の子に乗り移ると、直後はその親友と会話することになり、そうすると乗り移ってる意義が薄れる(??)

だがしかし、僕はあえて好きな子に乗り移って、親友との会話を適当に合わせながら、親友の隙を見てバレないようにこっそり自分の体を見下ろしたり、触ったり、そういうスリルを味わうのもいいかなぁ、と(苦笑)
何言ってんだ俺は。


憑依ってほんとうに恐ろしいですね(^^;)
それでは、さいなら、さいなら、さいなら


短編『入れ替わりサービス』



俺の名前は安井 康和(35)。
三年前に一発奮起して脱サラし、屋台を始めたが、うまく行かず、妻と子供に逃げられてしまった。

時刻は平日の午後2時過ぎ。
俺はアパートの自室でたばこをくゆらせながら窓の外を眺めていた。

「フゥ~」

今日は朝からずっとどんよりした天気で、昼間から電気を点けたくなるほどだった。
「なんとかなるさ」をモットーに生きてきた俺だが、さすがに妻と子供に逃げられたのはこたえた。
とはいえ、考えてもどうにもならず、俺は溜め息混じりの煙を吐いた。


今、俺の手元には1個のポケットティッシュがある。
それにはピンクの紙に黄色の文字で"入れ替わりサービス"と書かれている。
さっきタンスを整理している時、スーツのポケットから落ちてきた物だ。

これは俺がリーマンだった頃、同僚の本田からもらった物だ。
あいつは去年会社をクビになったが、退職金をはたいてその入れ替わりサービスという店の一番美人を指名し、4日間だけその美人と体を入れ替えて生活したらしい。
そしたら、女の気持ちがわかり、別れかけていた奥さんとも寄りを取り戻し、再就職の視野も広がったそうだ。


「入れ替わりサービスか・・・」

もう一度ポケットティッシュに目を落とす。
本田から話は聞いているが、いまいち信じられん。
人間の中身が入れ替わるだなんてSF小説でしか聞いたことない。
できれば本田のやつに電話で聞きたいところだが、携帯を変えたのか半年前から連絡がつかない。

とはいえ、今の俺に現状の打開策があるわけでもなかった。

「とりあえず、ここでじっとしててもしかたないし、行ってみるか」

俺はポケットティッシュの裏に書かれている地図を頼りに店に向かった。



そこは、繁華街から少し離れた、狭い路地に居酒屋やライブハウスがひしめき合っている場所だった。

「ここか・・・」

地図を頼りに、壁中つたが絡まった古びた家と廃墟ビルの間の、地下へと続く階段を降りた。
左右にオレンジ色の照明が並ぶ、急な階段を降りると、左手に板チョコのような茶色いドアがあった。
ドアを開けると、黒と茶色の内装が目に飛び込んできた。
壁には"入れ替わりサービス"と彫り込まれている。

「本当にあったのか・・・」

スピーカーからはジャズが流れ、ちょっとオシャレなバーのような雰囲気だった。
入るとすぐにカウンターがあったが、誰もいなかったので、しばらく店内を見回しながら待った。


「へぇ~」

店の中に不思議なスペースを見つけた。
そこは周りを透明のガラスで覆われた、テレビやらマンガやら暇を潰せそうな物がたくさん置いてある部屋だった。

中にいるのは全員男。
若者もいるが、40~50代のおっさんが多い。
そんな5~6人の男たちが外から丸見えのガラス張りの部屋でくつろいでいる。

黒縁眼鏡を掛けた小太りの、会社の重役でいそうなおっさんは、寝そべりながらファッション雑誌を読んでいる。
ゴボウのようにひょろ長いあごのおっさんは、足を組んで携帯を打っている。
居酒屋にいそうなバーコード頭のおっさんは、少女漫画を読んでいる。
ピアスを付けたチーマー風の男と、チェックのシャツを着たオタクっぽい男が、男同士仲良く肩を並べて韓国ドラマを観ている。
とても不思議な光景。


「あれが本田の言ってた待合いスペースか・・・」

彼・・・いや、彼女たちは体を貸して、返却時間まで待っている女の子たちなのだ。
だから見た目はムサい男でも、中身は正真正銘イマドキの女の子だったりする・・・



「いらっしゃいませ」

そうこうしているうちに、カウンターの奥から店員が出てきた。
痩せ形で背が高く、目は開いてるかどうかわからないほど細い男。

「お待たせして申し訳ありません」

男はそう言ってホテルマンのような丁寧な動作で頭を下げた。
流暢な日本語だが、中国人っぽい訛りを感じた。


「俺、初めてなんだけど」

「初めてのご利用ですね。それではまずこちらにご記入を・・・」

俺は渡された紙に名前と住所と連絡先を書いた。
紹介者の欄にはもちろん本田の名前を書いた。

「ありがとうございます。本日、身分証明書をお持ちでしょうか?」

「免許でいい?」

「はい、それと保険証もお願いいたします」

俺は言われた通りに出した。
男はしばらく身分証を確認していた。


「お待たせいたしました。それでは当店のサービスをご説明させていただきます」

そう言って男は説明し出した。
この店は、本当に本田の言う通り、客が女の子を指名して、指定した時間だけ中身を入れ替えてくれるところらしい。
もちろん美女で時間が長いほど料金は高くなる。

それから入れ替わり中の禁止事項を告げられた。
性行為、自慰行為、自傷行為、犯罪行為、他人に自分の正体を明かすこと・・・など。
まぁ、常識的に考えればわかることばかりだ。
もし万が一、これらを行うと高額の違約金が発生するらしい。
俺はそんなことするつもりはさらさらないので同意書にサインした。


いよいよ入れ替わりたい女の子選びの段階に入った。
だが、カウンターの上のファイルに載っている女の子たちの顔写真を見てもいまいちピンとこない。
最近の女はみんな似たような顔、メイクだからなぁ。

「誰かいい子いる?」

俺はおすすめを聞いた。

「えぇ、さっき戻ってきたばかりの、良い美大生がいますよ」

「じゃあその子でいいや」

「お時間はいかがいたしましょう?」

「とりあえず2時間コースで」

「かしこまりました。それでは女子大生Bランクの2時間コースで・・・本来のところお値段4万円になりますが、今回は初めてのご利用になりますので半額の2万円で結構です」

「へぇ~ ラッキー」

昨日パチンコで勝った金を用意していたが、意外に浮いたな。



「それではこちらへ」

男に案内され、俺は店の奥の個室へと入った。
白い壁と床に、イスが一つポツンと置いてあるだけのシンプルな部屋。

「それでは少々お待ちください」

そう言って男は出て行った。

「松木さん、3番ルームへ」

イスに座って待っていると、外から男の声が聞こえた。
前方のドアののぞき窓から眺めていると、やがて男と、その男に無表情でついていく女子大生の顔が見えた。

あの子と入れ替わるのか・・・

茶髪で細身の、道を歩けばどこにでもいそうな子だった。
顔もスタイルも悪くない。


隣室のドアが開く音がした。
不思議と不安や緊張はなかった。
さっき待合い室でくつろいでいる男になってる女たちを見たせいかもしれない。

それから男がこっちの個室に戻ってきて、俺に補聴器みたいな機械を手渡し、入れ替わりシステムの説明を始めた。
簡単に言うと、この補聴器のような機械は脳波送受信システムで、自分の考えていることを女の子の体に飛ばし、女の子の考えていることを俺の体に飛ばすことで、擬似的な入れ替わりを実現するらしい。

ただし、脳波を飛ばせるのは半径1km以内で、それを越えると自動的に脳波が遮断され、元の体に戻る。
自分で勝手に機械を外した場合も同じことが起きる。
また、この機械にはGPSやカメラ機能も付いていて、不正行為やその兆候が発覚すれば、店のコンピューターからリアルタイムで遮断できるシステムになってるらしい。

なるほど、よく考えられたシステムだ。
これなら体を奪われてよその町にトンズラされる心配もないし、犯罪や性行為も未然に防げる。

俺だって赤の他人に体を貸すのは嫌なのに、年頃の女の子ならなおさらだろう。
だから最初店に入った時は女の子たちが体を貸すのを不思議に思ったが、この完璧なシステムなら安心して体を貸すのもうなづける。
そうなれば、女の子たちにとっては、待合い室で好きなことをして待ってるだけで高額のバイト代が入る割のい仕事になるからな。


男は部屋から出て行き、代わりに天井のスピーカーから男の声が流れた。

「それでは開始いたします」

入れ替わりは一瞬で終わった。
拍子抜けするほど簡単だった。
痛みも何もなかった。
男の指示通りに、耳に機械を入れて座っていたら、男の合図と共に体が入れ替わった。

最初は入れ替わったことに気づかないほどだった。
入れ替わった後の部屋、つまり女の子が入った部屋も、俺が入った部屋と同じ、白い壁と床にイスが置かれてるだけの部屋で、入れ替わった直後の違和感を最小限に抑えられるようになっていたからだ。


「それでは、いってらっしゃいませ」

慣れないヒールにふらつきながら、部屋から出ると、男が丁寧にお辞儀をして俺を出口まで見送ってくれた。
ふと後ろを振り向くと、俺の体が待合い室に入り、キャンパスに向かって絵を描き始めているのが見えた。
美大生って言ってたから学校の課題か何か。
俺の太い指とヤニ臭い口じゃ大変だろう。

階段をのぼり、地上に出た。
正直スカートを履いて外を歩くなんて女装してるみたいで恥ずかしかった。
だが、すれ違う通行人が誰も俺を変な目で見てないことが、俺に本当に入れ替わってることを実感させた。






――それから一時間経った。

女になってやってみたいことはとりあえず一通りやってみた。
女子トイレに入り、女子更衣室に入り、女湯に入ってきた。
だが、思ったより高揚感や興奮はなかった。
自分の体が女になってるかもしれない。

女湯から出た俺は、傘をさしながら雨の町を歩いていた。
あと、一時間どう過ごそうかなぁ。

「リニューアルオープンです!よろしくお願いします!!」

道を歩いていると、きれいなお姉さんからチラシを渡された。
チラシには「女性専用フィットネスクラブ、駅前にリニューアルオープン!女性会員だけの安心・快適な環境!」と書かれていた。
こんなもの俺がもらってもなぁ・・・
後ろを振り返るとお姉さんは男の通行人には見向きもせず、女の、特に俺みたいに若い女の子を狙ってチラシを配っていた。


女になってわかったことといえば、人間というのは男か女かで物事を半分しか見てないということだ。
女になったことで、今まで自分とまったく縁のなかった、アパレルショップ、コスメショップ、ランジェリーショップなどが、急に自分に関係ある物として認識された。
他にも男の時だったら「映画 レディースデー」までしか見ていなかったポスターが、女になったら「映画 レディースデー 1000円」と、値段まで見るようになった。

逆に男に関する物に興味がなくなった。
セクシーなお姉さんが載ってるポスターを見ても、「きれい」だとは思うが、それ以上の感情は起こらなかった。
そういえばここ2時間ぐらいたばこを吸ってない。
普段の俺なら我慢できないとこだが、今は至って平気だった。



歩きながらふと鼻に当てると、鼻クソが詰まってることに気づいた。
小指を入れてほじってみる。

「結構たまってるなぁ」


hanahoji.jpg


「おい、あの子見ろよ」

「まだ若くてきれいなのに・・・」

すれ違う通行人が何か言っていた。



そのまま、何をしようか考えながら歩いてると、路地横から小さな子供が飛び出してきた。
見覚えある緑色のTシャツに、クリクリ頭。

康太じゃないか。

見間違うはずはない、それは息子の康太だった。
雨靴をピチャピチャ鳴らしてはしゃぎながら、あいかわらず大好きなアンパン仮面の人形を掲げて「ブーーン」とやってる。

「よっ、康太。元気にしてたか」

俺は近寄って康太の頭をなでた。
康太は俺を見上げ、キョトンとしている。

「なんだよ、もう父ちゃんの顔を忘れたか?」

「あの~ どちら様でしょうか?」

すると、路地横から女が顔を出した。
それは別居中の妻の雪江だった。
その時、自分が今女なのを思い出した。
雪江は不思議そうな表情で俺を見ている。
自分が妻より若くて美人というのも変な気分だ。


「か、かわいいお子さんですね・・・」

康太の頭をなでながら笑顔を作り、慌てて取り繕った。
久しぶりに見た雪江の顔はいつもより白く、やや頬こけているように見えた。

「小学生ですか?」

何言ってるんでい。
康太が小一なのは知ってる。
何せ入学式には俺もついていったんだからな。

「えぇ」

と雪江は答えた。
声にどこか温かさがこもっていた。
雪江に他人行儀にされるのは何十年ぶりだろう。
ふと、出逢った頃のことを思い出した。

俺が就職して間もない頃、流行り風邪をこじらせてしまい、その時病院で親身になってくれたのが、ナースだった雪江だったんだよなぁ。
当時の雪江はきれいだった。
対外的にはどうか知らないが、少なくとも今の俺に負けず劣らないぐらいきれいだった。
あの頃は貧しかったけど、楽しかったなぁ。

それから結婚して康太が生まれて、なんだかんだ言って雪江とは十年以上の付き合いになる。
一緒に旅行に行ったり、食事したり・・・つらい時はお互い励ましあったり・・・
雪江は夢にも思わないだろうが、目の前にいる俺はお前を抱いたこともあるんだ。
そう思うと、レズプレイのような光景が頭に浮かび、慌てて打ち消した。


「お姉ちゃんもアンパン仮面好き?」

「あぁ・・・じゃなくて、えぇ、好きよ」

俺は康太から人形を奪って、「ブーーン、エイッ、アンパンビームだ!」といつもの通りやってみせた。

「キャハハハ!!」

康太の笑顔がはじける。
なんだか和やかな気持ちになった。
胸の奥からジワッと温かくなるような・・・

なんだかんだ言っても、こいつは俺の血を引いた子供なんだよなぁ。
だから離ればなれでも、元気でこうして笑っていてくれればいい・・・
俺はもう一度康太の頭をなでた。


「お姉ちゃん、お父ちゃんみたい!!」

一瞬ハッとなった。

「こらこら、何言ってるの。すいませんねぇ」

雪江が俺に頭を下げる。
わかるのか・・・?
康太には俺だとわかるのか!?

「そんなこと言ったら失礼でしょ」

「だってほんとうにお父ちゃんみたいだもーん!」

康太の頭を抑えて謝らせる雪江に、口をとがらせる康太。

「それでは」

雪江はにこやかに会釈して康太の手を引いて歩きだした。

「バイバーイ!またね~!!」

後ろを振り返り、俺に手を振る康太。
俺も胸の横で手を振り返す。
雨の中、二人はどんどん遠ざかっていく・・・

俺はもうあの輪の中に入れないのか・・・?
でも、康太は気づいてくれた。
二人の姿がどんどん小さくなり、もうすぐ視界から消える。

俺はこのままでいいのか・・・?
俺は・・・ 俺は・・・





気がつくと俺は、傘を投げ出して走り出していた。
雨の中を全速力で駆け抜ける。
通行人がみんな俺を見ていたが、気にならなかった。

早く!一歩でも早く!

階段を降り、バンッと店のドアを開けた。

「今すぐ元に戻してくれ!!」

店員は俺を見ながら目をパチクリさせていた。

「早く!!」

「え、えぇ、それは構わないですけれど、あと30分以上残っていますが、よろしいのですか?」

「構わない!!」


それから入れ替わった時と逆の手順で、無事元の体に戻った。
違約金は取られなかったが、クリーニング代と傘代はバッチリ取られた。





――それから三ヶ月経ち、今俺は小さな会社で働いている。
待遇はあまり良いとは言えないが、何もしないより小さなことからコツコツとやり直そうと思っている。

あれ以来、入れ替わりサービスのドアを叩くことはなかった。
もう俺には必要ないからだ。

本田に電話で感謝を伝えようとしたが、あいかわらずつながらなかった。


今の俺はまだダメな男かもしれない。
でも、努力して、いつか胸を張ってもう一度二人に会いたい。
今度こそ、自分の体で・・・・・・



(短編『入れ替わりサービス』おしまい)


『ウェイトレスへようこそ!!(前編)』



僕の名前は木ノ下 求(もとむ)、19才。
3月に大学受験に失敗し、絶賛浪人中だ。

時は8月、うだるような暑さとセミの声が外界を支配する。
この町自慢の、美しい砂浜が広がる美崎海岸には、水着姿の観光客たちが楽しそうに夏休みを満喫していた。

「いいなぁ、こっちは夏季講習で毎日予備校通いだって言うのに…」

予備校はガンガンクーラーが効いて涼しいが、それがかえって予備校の窓から見える外界の人たちとは別世界にいるような気がして嫌だった。

「でも、いいんだ。今日はある“計画”をしたためてきたんだから♪」



美崎海岸に沿って道なりに進むと、左手にレストランが見えてきた。
白いペンキが真新しいログハウス風の建物。

「あったあった、Piaキャロット4号店だ♪」

このレストランは今月オープンしたばかりで、先週同じ予備校に通う悪友から「あそこのウェイトレスめっちゃかわいいぜ!!」と誘われ、しぶしぶ付き合わされた。
だが、悪友の言葉は本当だった。
新規オープンだから店内がきれいなのは当然のことながら、ウェイトレスの女の子たちや、彼女たちが着ている制服がめっちゃかわいくて、料理そっちのけで見とれてしまった。



僕は腕時計を見た。
時刻は平日の午後3時20分。
ガラス越しに店内を確認すると、思った通り客は少なかった。

「よし」

小さくガッツポーズして、入口へと続く階段を上がる。
そして、意を決してドアを開けた。


「いらっしゃいませー!お一人様ですか?」


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そこにはウェイトレスがいた。
わかりきってることとはいえ、一瞬胸がドクンッとした。
緑色の開放的な制服に身を包む姿は、まるで真夏に降り立った天使のようだった。


「え、えぇ、一人です」

「お煙草はお吸いになりますか?」

「い、いえ、吸いません」

「それではお席にご案内させていただきます」

元々女の子に対する耐性がないので、自分でもテンパっるのがわかる。
我ながら情けない。

ウェイトレスの後についていく。
目の前に彼女の背中と長い髪が見える。
す、すごい、後ろも大胆にはだけていて、本当にセクシーな制服だなぁ。


「こちらのお席にどうぞ」

僕は窓側の真ん中の席に案内された。
だが、ここでは“計画”を実行するにはちょっとめんどくさい。

「あ、あの、あっちの席でもいいですか?」

そう言って僕は窓側の一番端の席を指さした。

「えぇ、どうぞ」

改めて移動する。


そこは4人席のテーブルで、僕は奥の窓側のイスに座った。
すると、僕と一緒に真向かいのイスにウェイトレスが来た。
えっ!?と、内心驚いていると、彼女はイスにひざをつき、直射日光が当たらないように窓のブラインドを閉めてくれた。


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「おっ、おお」と思わず声を上げそうになるほど、彼女のつやつやの体が目の前に迫る。
下から見上げることになった胸、ふわりと揺れるフリルとスカート、ぷくっとふくらんだ絶対領域。
もし僕が胸ポケットに隠しカメラでも持っていたら、間違いなくシャッターを押していただろう。

だが、彼女は全然気にする様子もなく、ブラインドを閉め終わると、イスから降りて「ただいまメニューをお持ちいたしますので少々お待ちください」と言って去って行った。



彼女が去るのを確認すると、とりあえず額に流れる汗をぬぐった。
僕はずっと男子校育ちでこんな風に女の子と一対一で接することはほとんどなかった。
予備校にも女子はいるけど、みんな受験に必死なので、話すことはほとんどない。

だが、僕も男だ。
ずっと受験勉強していると、否応なしに溜まってくる。
やっぱりたまには息も股も抜かないと…


そ、そうだ、こんなこと考えている場合じゃない!
“計画”のために状況を分析しないと…

僕は店内を見渡した。
店内にいる客は僕を含めて3組。
僕から一番遠い席に30~40代ぐらいのスーツを着たサラリーマン二人組が座っていた。
そして、ちょうどそのサラリーマンたちの席と僕の席の中間ぐらいに、4、5才の娘を連れた30代ぐらいの母親がいた。

サラリーマンたちは商談中のようで、手元の資料を見ながら何かしゃべっていた。
一方、親子連れはなかなかじっとしない娘に母親が話しかけたりだっこしたりして手を焼いていた。
どちらも自分たちのことで頭が一杯で、こちらには全然気を止めてない様子だった。
これはなかなかいい状況だぞ。


すると、カツカツ…とこちらに向かってくる足音がした。
僕は慌てて姿勢を正し、平静を装った。
さっきのウェイトレスがメニューと水を運んできた。

「それでは、ご注文がお決まりになりましたらお呼びください」


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そう言ってウェイトレスはきれいなお辞儀をして、再び従業員スペースへと去って行った。
そして今度はトレーにパフェを乗せて親子連れの席へと向かって行った。
メニューを広げて見るフリをしながら、目で後を追う。


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す、すごい!!絶妙なバランスでパフェを落とさないようにしつつ、優雅に歩いている。
自分にはとても真似できない。

「特製ジャンボパフェをお持ちしました♪」

そのまま流れるような動作でパフェをテーブルに置く。

「わぁ!お姉ちゃんありがとう!!」

小さな女の子が両手をあげて喜ぶ。
それを見てウェイトレスは「ウフフ♪」と微笑んだ。
その笑顔を見た瞬間、また胸がドキッと高鳴った。

年は僕とそんなに変わらない感じなのに、ほんと接客態度も言葉遣いもプロだなぁ。
未だ親のすねをかじって予備校に通ってる自分と比べると、ほんと情けなくなる…



よ、よし、今こそ“計画”を実行する絶好のチャンスだ!!
僕はカバンからビンを取り出した。
これは去年偶然手に入れた幽体離脱薬である。
これを飲むと、その名の通り、幽体離脱することができる。
僕はビンのふたを開け、錠剤を一つ取り出し、水と一緒に飲みこんだ。

二回ぐらい目の前がかすみ、風邪の時のような頭がボーッとなる感覚が来た。
体から力が抜けていく…というか、体に力が入らない…
首が据わらず、ぐるんぐるん揺れる。

やがて体がふわっと浮き上がり、自分のすぐ下に眠っている自分の姿が見えた。
よし、幽体離脱成功だ!
そのまま上昇し、天井付近から店内を見下ろしてみる。


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上から見ると状況がはっきりわかる。
小さな女の子がうれしそうにパフェをほおばっている。
サラリーマンたちはあいかわらず商談している。
さっきのウェイトレスが店内を歩いているのが見える。
僕は彼女の近くへと降下した。


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ほんとに後ろ姿もきれいだ。
あの背中に飛び込めばあのきれいな体が僕のモノになるんだ…
正直迷いはあった。
でも、せっかくここまで来たという思いもあった。
何より理性より倫理より、溜まっていた性欲のほうが勝っていた。


「あの子の背中…


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…にッ!!」


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カランッと床にトレイが落ちる音がした。

「あ、あれ…?」


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さっきまでとは全然違う体の感触。
手は小さく、胸はふくらみ、髪が重い。
それに、この服は……



「うっ…


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…うおぉ!!」


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(つづく)


短編『マリッジパープル』



私の名前はあゆみ、26才、OL。
今日は親友の洋子の結婚式に来ていた。



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「わぁ~ きれ~い」

元々洋子は、高校時代から美人と評判だった。
その洋子が乙女の憧れ、純白のウェディングドレスに身を包んだ姿は、同性の私が見とれてしまうぐらいきれいだった。
本当によかったね、洋子・・・





実は私が洋子の結婚式に出るのは2回目だった・・・
5年前、洋子には短大時代から付き合ってる彼氏がいて、その人と見事ゴールインした。
でも、その人は仕事のストレスから次第に洋子に暴力を振るうようになり、結局離婚した。

その時の洋子はDVのショックからもう身も心もボロボロで、食事も取らず家で一日中呆然としていたり・・・ひどい状況だった。
だから私はこまめに電話したり、食事を差し入れたり、時には一緒に泊まったり
あげたりして、ひたすら親友の回復を願った。

やがて洋子は精神のバランスを取り戻し、復職、そして陽一君と出会って、結婚・・・
本当にあの状態からここまでよくがんばったね・・・
私は親友の幸せが自分のことのようにうれしかった。




「それでは、新郎新婦によりますウェディングケーキの入刀です!」

若い男性司会者のアナウンスが流れる。

「おめでとう!」「おめでとう!」

会場から一斉に拍手とカメラのフラッシュが湧き起こる。
優しく手を添えて洋子を見守る陽一君と、幸せ一杯に微笑む洋子。
おめでとう、今度こそ幸せになってね・・・





その時だった。


ピュルルルルゥゥゥゥ・・・



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突然壇上から強い光が放たれ、私の視界を覆った。
最初はカメラのフラッシュだと思ったけれど、薄目を開けて見てみるとその強い光は洋子の体から出ていた。
その光と共に洋子のシルエットが変わっていく。
シルエットはどんどん大きくなり、ついに新郎の背丈を越した。

一体何が起きてるの・・・

やがて光は収束し、そこには紫色の化け物がいた。
ドクロのような頭に、ところどころエラのようなものが生えている。
よ、洋子が化け物になっちゃった!!


会場にどよめきが起こる。

「よ、洋子さん・・・?」

隣にいる陽一君はあっけに取られている。
次の瞬間、化け物になった洋子は30cmはある長い爪で陽一君ののどを掻き切った。


「いやあああああぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!!」

どよめきが悲鳴に変わる。
首から血を吹き出しながら陽一君が倒れた。
その血でウェディングケーキが赤く染まった。

なんなの、なんなの一体・・・




「やめるんだ洋子!!」

洋子の両親が壇上に駆け上がり、洋子を止めようとした。
だけど、洋子は「ビュルルルル!」という奇怪な鳴き声と共に、両親をも切り裂いた。


「うわあああああぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!!」

悲鳴はさらに大きくなった。
私も身の危険を感じた。
洋子は壇上から降りると会場のテーブルやイス、そして来場者を無差別に襲い始めた。

一斉に出口に人が殺到し、ぎゅうぎゅう詰めになった。
飛び交う悲鳴と怒号。

自分のドレスを踏みつけて転んでしまい、その上をさらに踏まれる女性。
泣き叫ぶ子供。

さっきまで会場は幸せの絶頂だったのに・・・阿鼻叫喚の地獄絵図に変わってしまった
・・・




「ど、どうしてこんなことするの!? あなたが一番楽しみにしてた式じゃない!!」

私は泣きながら、テーブルを破壊している洋子に叫んだ。
洋子は私のほうを見た。
ドクロのような顔に変わり果てた洋子・・・

「お願い・・・止めて・・・」



洋子は暴れるのを止め、こっちに向かってきた。
よかった・・・私の心が通じたのね・・・

洋子は私の顔をじっと見ると、長い爪で私ののど元をつかんだ。
よ、洋子!?
声にしたかったけど、声が出ない・・・


アッ!!

のど元に強い痛みが走った。
そんな・・・・・・
自分の前に血が吹き飛ぶのが見えた。

私、ここで死んじゃうの・・・・・・



ピュルルルルゥゥゥゥ・・・

私が薄れゆく意識の中で最後に見たのは、目の前に立つもう一人の私の姿だった・・・・・・





(短編『マリッジパープル』おわり)


(※イラストは加工可能なフリーイラスト集から使いました)


『乗り換え乗務員(後編)』



「えっ、おしり??」

あさかちゃんは俺の言葉にキョトンとした様子だった。
まぁ、無理もないか。
まさか女が女のおしりに欲情してるなんて夢にも思うまい。


あさかちゃんは運転席の鍵を閉め終わり、ポケットにしまった。
その間にもパンパンに張ったあさかちゃんのおしりが小刻みに揺れている。
俺はこの春、派遣先の会社に来ていた就活生のことを思い出した。

就活生の女たちの大半はスカートだったが、中にはパンツスーツの子もいた。
外から見てもわかるプリプリのおしりがパンツスーツの生地を持ち上げていて、それが歩くたびにプルプル揺れる姿が小生意気でたまらなかった。

あの時は触われなかったが、今日こそは・・・
俺はあさかちゃんのおしりに手を伸ばした。


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はじめに伝わってきたのはムッチリした感触だった。
やはり予想通り、適度な弾力と張りがあって最高のおしりだった。
男の大きくゴツゴツした手ではないのでわしづかみはできなかったが、逆に女の小さくスベスベした手だったので小回りが効いて、おしりの穴に近いところまで揉めた。


「ちょ!ちょっと!何してるの!?」

あさかちゃんが声をあげる。
驚くのも無理はない。
電車の中で女性乗務員が女性乗務員に痴漢しているんだからな。

「先輩のおしり、本当に最高ですね☆ゲヘヘ・・・」

俺はおしりを揉んだまま、あさかちゃんに身を寄せた。



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「一体何の冗談なの!?」

「冗談じゃないんです。私、先輩のおしりに夢中なんです!!」

そう言って俺はしゃがんであさかちゃんのおしりに顔をうずめた。



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香水ではない自然な清潔感あふれる匂いが漂ってくる。
あさかちゃんが実家暮らしか一人暮らしかはわからないが、きっとこの制服は女の部屋にあって、あさかちゃんが自分でアイロン掛けて、女子更衣室のロッカーまで持ってきて、はいてる姿を想像すると、興奮が増した。


「ん~~~♪」

あさかちゃんのおしりの穴に鼻をうずめる。
太陽の匂いがする♪
瞳を閉じて、顔を密着させながら両手でおしりを揉む。
パン生地をこねるようにしっかりと揉む。
途中でちょっと段差を感じるのはパンティーラインか。
顔と両手でおしりを堪能する至福のひととき♪


「やめてよ!いい加減にしないと怒るよ!?」

あさかちゃんが声を張り上げ、俺を振り払った。
「怒るよ!?」と言いながらもう半分キレている。
それにつられて俺の感情も高まった。

「さっきからゴチャゴチャうるせぇなぁ!女のくせに!!」

俺はそうドスを効かせた。
残念ながらキャピキャピしたアニメ声なのでほとんど迫力はなかったが。

「お、女のくせにってゆうこも女の子でしょ!?」

あさかちゃんは明らかに俺の豹変に戸惑っているようだった。

「俺は女だけど女じゃねぇんだよ!!」

「・・・わ、わけがわからないよ」

「もっと触らせろ!!」

俺は頭から突進していった。
だが、闘牛士のようにひらりとかわされ、頭を運転席の扉にぶつけた。
その衝撃で帽子が脱げた。

「痛っっ・・・てめぇ!!」

俺は体勢を立て直し、あさかちゃんにつかみかかった。
だが、あっさりと柔道の大外刈りのような形で足を払われ、床に倒された。

「くそぅ・・・」

この体じゃかなわないか・・・
引き締まった体型のあさかちゃんと、幼児体型のこの体じゃ、見た目からして勝負はついてるもんなぁ。


あさかちゃんが憐れみの目で俺を見下ろしている。

「今日のゆうこ変だよ・・・。まるで変質者みたい・・・」

「じゃあお前をその変質者にしてやんよ!!」

そう言うと俺はゆうこちゃんの体から抜けた。

「わっ、わっ、何だこれ!?」

あさかちゃんは赤い液体状になった俺の姿に驚いていた。
俺は床を蹴って(といっても今の俺には足のような部分はないのだが)あさかちゃんのパンツスーツのチャックの隙間から体内に侵入した。

「う、うわぁ!!」


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グォン!と足元からエレベーターが急上昇するような感触がし、キーーンと耳鳴りが来た。
気が付くと、俺の前にゆうこちゃんが倒れていた。
乗り換え完了っと♪

俺は自分の体を見下ろした。
胸はあまり出てなく、制服もパンツスタイルだったので、この三人に乗り移った中では一番女になったという実感が湧かなかった。
背丈が縮み、声が少し高くなった・・・つまり女になったというよりも、中学生の頃に戻ったような感覚に近かった。


「さてと、さっきの続きをするか」

俺はあさかちゃんの少しハスキーな声でそう言うと、自分のおしりを揉み始めた。

「おっ、おぉ~」

やはり他人で揉むのと自分で揉むのとでは違う。
白い手袋をつけてるせいか、素手で揉むより滑って、高級な感触がした。

「次は直接揉んでみるかな」

俺はベルトを外し、チャックを開いた。

「わぉ!意外とかわいいのはいてるんだなぁ」

そこにあったのはピンクの花柄レースのショーツだった。
それがキュッと、白く細い少年のようなふとももに向けて流れている。
外見はボーイッシュでも、内面は女の子らしいところもあったのか。
普通の男なら絶対見れないあさかちゃんの意外なギャップを知れてちょっと優越感に浸った。


俺はパンツスーツをおしりの下まで降ろし、再び揉み始めた。

「おっ、おっ、イイ!」

やわらかい感触と弾力が直接伝わってくる。
あさかちゃんのおしりはつかんだと思ったら、つるりと指と指の間から抜ける。
それを繰り返す。
最初は外すのが面倒なので手袋をしていたが、あえて外さないほうがすべすべして気持ちいいことに気づき、そのまま揉み続けた。

「あっ、あっ、これだけでイキそうだ・・・」

せっかくなのでいろいろ試してみた。
ショーツの間に指を入れ、パンッとおもちゃのパチンコのように弾いてみる。
両手でおしりをしっかりつかみ、ずり上げ、どこまでヒップアップできるか試してみる。
今は自分のおしりなので何をしようが何時間揉んでいようが文句は言われない。

とはいえ、さすがに3分間も揉み続けると飽きてきた。
手が疲れたし、おしりもヒリヒリする。
ショーツの前の部分は触らなくても、にじんでるのがわかった。


俺の視点から見るショーツの前の部分は、花柄のレースが並ぶだけで、当然いつもの俺の相棒は付いていない。

「やっぱりチンポ欲しいな・・・」

それが今の俺の正直な気持ちだった。
もちろん手で攻めることはできる。
実際、みずほちゃんに乗り移った時もゆうこちゃんに乗り移った時もそうしてきた。
だが、やっぱり男なら腰を振ってガシガシ攻めたい!
俺がスカートを履いていたらこんな風に思わなかったかもしれないが、服装や体型が男に近いので余計強くそう感じた。


「そうだ!いいこと考えた!!」

俺は床に倒れているゆうこちゃんのジャケットをあさり、さっきのマイクを取り出した。
何か機器につながってるジャックを引き抜き、マイクとコードだけにする。

次にパンツスーツを元の位置まで上げ、ベルトを締め直した。
ただし、チャックは開いたままにしておく。
そして、マイクの音を拾うミラーボールみたいな部分をチャックの中に押し込んだ。

「おおっ」

軽く秘境を押される圧迫感がした。
これが金玉の代わりになるというわけだ。
いや、これじゃあ金玉というより、銀玉だな。

最後にマイクのコードをベルトの穴に巻き付け、腰回りに固定する。
これで簡易ペニバンの完成だ!!
なにせ俺は小学校の頃、他の教科はまるっきしダメだったが、図工だけはいつも5だったからな。

俺は自分の体を見下ろした。


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そこには銀色に輝く俺のチンポの代打が伸びていた。
女の股にチンポが付いてるなんて、すごくシュールな光景。

ペニバンって呼ぶのも無機質でちょっと味気ないなぁ。
そういえば、外人の中には自分のペニスに名前を付ける物好きもいるらしいなぁ。
ジョンとかダニエルとか。
よし!決めた!
こいつの名前はマイクだ!!

「よろしくな、マイク♪」

そう言って俺は軽く右手でマイクをしごいてみた。

「おっ」

竿の部分に連動し、パンツスーツの中で銀玉が動き、銀玉の網目の部分が俺のショーツの前部を刺激して快感が走った。
こりゃ即席で作ったのに思ったよりイケるなぁ。


「フゥ~」

息を吐きながら、両手を腰に当て、車内を見渡す。
乗客は誰もいない、静まり帰った車内。
壁には携帯会社や英会話学校の広告が貼られている。

よし、早速試してみるか。

「ゆうこ!起きて!」

俺は目の前に倒れているゆうこちゃんの肩を揺すった。

「あれ・・・私どうして・・・」

頭を押さえながらゆうこちゃんが気を取り戻した。

「どうしたのゆうこ?」

俺は何食わぬ顔で話しかけた。

「あっ!先輩!それが大変なんです!みずほ先輩が・・・・・・きゃあああああぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!!」

ゆうこちゃんは顔を上げ、俺の姿を見るなり、いきなり悲鳴を上げた。

「どう?立派なチンポでしょ?」

そう言って俺は腰をくいっくいっと振ってみせた。

「いやあああああぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!」

ゆうこちゃんは一目散に逃げ出した。

「アハハ!逃げることないのに」


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後部車両に逃走しようとするゆうこちゃんに、俺はアッという間に追いついた。
肩をつかむと、ゆうこちゃんはよろけて、座席の一つの肘掛けにつかまった。
身体能力ではこっちのほうが上ってことはさっき身を持って体験してるからな。


「ど、どうしちゃったんですか先輩・・・朝礼の時は普通だったのに・・・」

ゆうこちゃんの声は震えていた。

「人間は誰しも普通であり、普通でないんだよ」

俺は哲学的なことを言ってはぐらかした。

「さあ、ボクのチンポを君のかわいいお口で気持ちよくしてもらおうか」

俺は彼女の右肩をつかみ、宝塚の男優のような王子の笑顔を彼女の顔に近づけた。

「えっ、ボ、ボク・・・?」

「もちろんフェラのことだよ」

フェラという単語を聞き、ゆうこちゃんの顔がみるみる赤くなる。
ウブでかわいいなぁ。


「さあ、早く」

俺はゆうこちゃんの頭を押さえ、ひざまづかせた。

「い、嫌です・・・そんな恥ずかしいこと・・・」

ゆうこちゃんが涙目で訴える。

「どうしたの?先輩の言うことが聞けないの? 別に男のモノをくわえろって言ってるわけじゃないし、冷静に考えれば金属をくわえるだけだよ? ボクを気持ちよくしてくれたら解放してあげる♪」

「そんな・・・」

ゆうこちゃんの顔にドッと疲れが浮かぶ。
さっきはみずほちゃんに攻められ、今度はあさかちゃんに理不尽なことを言われ、そりゃ参るよな。

ゆうこちゃんは目の前にある俺のマイクを見ながら、唾を飲み込んだり、首を横に振ったり、一生懸命考えている。
やがて首を縦に振り、意を決したように言った。

「本当にくわえたら解放してくれるんですね?」

「もちろん本当だよ。男に二言はない」

「オトコ・・・!?」

「いいから早く♪早く♪」


ゆうこちゃんは一回強くまぶたを閉じると、ゆっくりと俺のチンポをくわえはじめた。

「ん・・・んん・・・」


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ゆうこちゃんが小さなお口で一生懸命おしゃぶりしている。
俺は少し腰をかがめ、くわえやすくしてあげた。
それにしてもさっきはマイクのボールの部分で、今度は棒の部分で苦しめられてるなんて、災難だな。
しばらくマイクを見たくなくなったら完全に俺のせいだろう☆

だが、あまり感じない。
そりゃ振動は伝わってくるが、先っぽまで神経が通ってるわけじゃないので、男の時のような口のやわらかさや温かさが伝わってこない。
マイクがもう一本あれば双頭ディルドが作れたんだけどなぁ。
しょせん完全なチンポの代用品は無理か。


「舌も使って」

俺は命令した。

「んっ・・・んうっ」

ゆうこちゃんは舌を使って俺のチンポの先っぽ(マイクの底)をなめ始めた。
だが、当たり前だが、さっきと何も変わらない。
むなしさを覚えてきた・・・

にも関わらず、ゆうこちゃんは一生懸命くわえている。
目を閉じながら、「んっ、んっ・・・」と。
時々目を開けて、角度を変えたりしながら・・・
そんな姿を見ていたら、だんだん濡れてきた。

自分でも不思議だった。
別にアソコに指を突っ込まれたわけじゃないのに・・・
ゆうこちゃんの一生懸命な愛らしい表情、女の子特有の匂い、クチュクチュとしゃぶる音を聞いていたら自然と・・・
男は体で感じ、女は心で感じるというが、今ならわかる気がする・・・

「あっ」

ついに俺の口から声が漏れた。
快感の上昇に思わず目を閉じてしまった。
このままイクかもしれない・・・と思った時だった。


前方からガラッと音がした。
ゆうこちゃんも驚いて後ろを振り向く。
見ると、後ろの車両へと続くドアが開き、みずほちゃんが立っていた。
目と目が合う。

するとどうしたことか。
バタッとゆうこちゃんが床に倒れた。
体の力が完全に抜けているところを見ると、また気絶したらしい。
おそらく今度は二人の先輩から攻められると思い、絶望したのだろう。
かわいそうに・・・


「な、何してるの・・・」

みずほちゃんは口に手を当て、目を見開き、額に汗をにじませていた。

「何って、見てわからないの?フェラしてもらってたんだよ。せっかくもうちょっとでイキそうだったのにさぁ」

「ど、どうしてこんなことを・・・」

みずほちゃんは気絶しているゆうこちゃんを見ながら足を震わせている。

「どうしてって、先にゆうこに手を出したのは君じゃないか」

「は!?」

「ゆうこの胸を後ろからもんだり、マイクを使っていじめちゃったりしちゃってさ」

「私そんなことしてないわっ!!」

「ま、覚えてないのも無理ないっか。それにしてもどうしてくれるのこのモヤモヤ感?そうだ!続きは君にしてもらおう♪」

そう言って俺は彼女に歩み寄った。

「イ、イヤッ!頭おかしんじゃないの!?」

「黙れ!女のくせに!!」

そう言って俺は逃げようとするみずほちゃんのおしりにペニバンを押しつけた。


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スカート越しにスリスリとこすりつける。
女が女のケツで尻コキしてるなんて最高だ!!

「あはは!みずほのおしり、つるつるして気持ちいいよ!!」

「へ、変態っ!!」

みずほちゃんは俺のペニバンを振り払おうと抵抗してきた。


その顔はひきつっていて、恥も外聞もなかった。
普段すましている女をこんな顔にさせるのもたまらんな♪

俺はさらに身を寄せた。

「あっ!!」

その衝撃でみずほちゃんが壁に頭を打ち付けた。
そのまま、俺と壁の間に挟んで身動き取れなくする。

「いい加減にしなさいっ!!」

絞り出すように声を出すみずほちゃん。
だが、もう俺は誰にも止められなかった。


俺はみずほちゃんのスカートのホックを外した。
最初みずほちゃんに乗り移った時は、これがあるのに気づかなくて脱ぐのに手間取ったんだよなぁ。
みずほちゃんは腰をひねって抵抗してきたが、それがかえってスカートをスルスルと落としてくれた。

次にストッキングをビリビリに引き裂き、ショーツを下まで降ろす。

「イ、イヤッ!警察呼ぶわよっ!!」

「ねぇ、知ってる?強姦罪が適用されるのは男が女を犯した時だけなんだよ。つまり女が女を犯すのは完全に合法なのさ♪」

「く、狂ってる!!」


俺はみずほちゃんの腰をしっかりつかんだ。
そして、

「指さし確認!」

と言って、みずほちゃんの胸をつかんだ。

「きゃあ!」

「前方よし!」

次に彼女のアソコに指を入れた。

「あぁ!!」

「後方よし!」

俺はのけぞり、反動をつけた。

「発車!!」

俺は勢いよく彼女の中にペニバンを突っ込んだ。

「イヤアアアアアアアアアァァァァァァァッッッッッッ!!!!!!!!!!!」

みずほちゃんはものすごい嬌声をあげた。


「ガッタンゴットン!ズッコンバッコン!」

そう言いながら俺は腰を激しく振った。

「あっ!あぁ!!」

みずほちゃんのあられもない声が漏れる。

さっきゆうこちゃんにフェラしてもらった時は、くわえられている感覚がないため、男の時より感じなかった。
しかし、今は逆に圧迫されている感覚がないため、どこまでも入れられそうだった。


「あはは!気持ちいいなぁ!!」

男本来の欲望が満たされ充実する。
だが、男のように射精はない。
じゃあいつ止めればいいんだ?

ま、いっか。
俺はさらに奥まで突っ込んで激しく腰を振った。

「いぎぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!壊れるぅぅぅぅぅぅぅっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!」

みずほちゃんのあられもない姿を見ていたら興奮してきた。
な、なんか来る!
腰の奥底から・・・アァッ!!
これがイクって感触か・・・


急に体の力が抜けたので、彼女からペニバンを引き抜いた。
彼女はバタッと床に倒れた。
気絶はしてないが、虫の息状態だ。

俺もその場にガクッとひざをついた。
もう一度立とうと試みたが、ひざがガクガクで立てなかった。
俺の前にはみずほちゃん、後ろにはゆうこちゃんが倒れている。

こりゃ誰に乗り換えても立てそうにないな。
今日は終わりにするか。
俺はあさかちゃんの口から出て、再び朝焼けの空に戻っていった。





俺が自分の体に戻ると、だいぶ時間が経っていた。

「やべっ!遅刻だ!!」

俺は慌ててスーツに着替えて部屋を出た。


幸い、駅には間に合った。
次に俺が乗る電車まであと10分はある。
俺はあの三人のことが気になって、さっきのホームに行ってみた。

すでに電車はなかった。
あのあと、三人が立て直して出発したのか、代わりの乗務員が乗って出たのかはわからない。


「まもなく1番ホームに電車が参ります。黄色い線の内側までお下がりください」

その時アナウンスが聞こえた。
もしかしたらあれにあの三人が乗ってるかもしれない・・・
俺は電車の来るほうをのぞきこんだ。

「おっと、ごめんよ」

隣に新聞を読んでるオヤジが通り、俺に軽く当たった。
だが、前傾姿勢になってる俺のバランスを崩すには十分だった。
電車のライトが俺の最期の見た光景だった。


俺は本当に赤い液体になってしまった。




(『乗り換え乗務員』おわり)


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