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小ネタ「私の記憶を持った消しゴム」



この前ぶらりと雑貨屋を歩いていたら、こんな消しゴムを見つけました。


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ハロウィンのお化けでしょうか。

「トリック・オア・トリート!お菓子くれなきゃいたずらしちゃうぞ」と言いそうな感じですね。

フィギュアでの演出に使えると思い、思わず衝動買いしてしまいました。


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家に帰って開けてみると、昔のガチャポン人形みたいに底に穴があり、フィギュアのスタンド台を刺せて意外に便利でした。

早速手持ちのフィギュアと組み合わせてみました。



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紅莉栖「なんだかさっきから誰かに見られているような気がする・・・」








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紅莉栖「なんぞ!?」








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紅莉栖「よーし、誰も見てないな・・・」








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紅莉栖「おしり揉み放題だ!! うひょ~!ショーパンの中で黒タイツがこすれて超気持ちイイ!!」









・・・・・・・・・・・・

夜中にこうして一人で机の上でフィギュア達に憑依後のポーズを取らせながら撮影していると、時々「何やってんだ俺・・・」とむなしくなる時があります。

くっりかっえす輪廻の流れたどり 終わらっないっ世界の宿命を見つめている気持ちになります。


いつも全国から見に来てくれている皆様、本当にありがとうございますm(_ _)m

あいかわらずワンパターンな妄想ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m


盗んだ体で走り出す十五の夜(違)


リンクのお知らせ



3℃さんのさんどとリンクさせていただきましたm(_ _)m

チャットでお世話になっている、同じ憑依好きの方です。

描かれる表情やシチュエーションが私的に超ツボで、イヒ目を描かせたらおそらく右に出る者はいないと思われます(苦笑)



というわけで、3℃さんに触発されて、僕もリンク記念に一枚描いてみました。

3℃さんに捧げますm(_ _)m

あいかわらず下手ですいません(^^;)


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一応、僕がエアリスに乗り移って、3℃さんの乗り移ったティファの胸を揉ませてもらっている図です(爆)

やはり憑依は一人より二人、二人より三人のほうがいろんなシチュが楽しめますね(苦笑)

それでは今後ともどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m



短編『オーマイバニー』



変わったフーゾク店があると聞き、俺は夜の飲み屋街にやってきた。
その店はやや古びた雑居ビルの4Fにあった。


「いらっしゃいませ~♪」

店に入るとバニーガールが俺を迎えてくれた。
小麦色の長い髪がきれいで、スタイル抜群な一級品のバニーガールだった。


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「あちらのテーブルにどうぞ」

俺はバニーガールに案内され、紅色のソファーに座らされた。
天井には銀色のネオンが輝き、照明はやや薄暗く、一昔前のキャバクラみたいな店だった。


「本日テーブルを担当させていただくミミと申します♪」

そう言ってバニーガールはウインクした。

「あぁ、よろしく」

「当店では私達バニーガールと入れ替わって楽しいひとときをお楽しみいただけます♪」

「入れ替わる?」

入れ替わるってなんだ?

「ご説明するより実際に体験されてみるとわかりやすいと思います♪」

そう言ってミミちゃんは運んできた二つのグラスにボトルの中の液体をついだ。
酒にしてはやけにドロドロしていた。


注ぎ終わるとミミちゃんは店の奥に向かって

「チェンジ入りま~す!!」

と大きな声で叫んだ。
すると、店の奥から

「「ありがとうございま~す!!」」

と若い女5、6人のハモった声が聞こえ、性欲をそそられた。


ミミちゃんは俺のほうを向き直すと

「それでは、せーの!で飲みますよ♪」

と言って俺に二つのグラスのうち一つを渡した。
なんだ乾杯か。

ミミちゃんはもう一つのグラスを持ち、「せーの!」と言った。
俺たちは同時に飲んだ。
すると、急に酔いが回ってきた。


「なんだこりゃ!?」

気が付くと俺はバニーガールになっており、目の前にはもう一人の俺がウインクしていた。
まさか入れ替わるってこういうことか・・・
たしかに自分が女になるフーゾク店なんて初めてだ。

「ペニスバンドのサービスはあちらになっておりま~す♪」

そう言って俺の姿をしたミミちゃんが店の奥に指先を向けた。
ちょっとカマっぽくて気持ち悪かったが、とりあえず行ってみた。


すると、そこにはピンクのポニーテールのバニーガールが立っていて、慣れた手付きで俺にペニスバンドを装着してくれた。
自分の体を見下ろすと、巨大な乳の下、キュッと引き締まったハイレグ部分に男のイチモツを模したペニスバンドが黒光りしていて、そのギャップに興奮を覚えた。

「こちらをお持ちください」

とピンクのポニーテールのバニーガールに言われ、ボトルとグラスの乗ったトレイを渡された。


「おまたせ~♪」

さっきと逆の立場で俺はテーブルに戻ってきた。


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テーブルにトレイを置き、ガサッとソファーに深く腰掛けると、隣に座るミミちゃんがグラスにお酒を注いでくれた。

「うまい!!」

ラベルを見ると見慣れない銘柄だったが、飲んでみると格別にうまかった。

「はい、自分の体が好きなお酒は自分が一番知ってますから♪」

そう言ってミミちゃんはニッコリ微笑んだ。
なるほど、これなら客に合わせていちいち酒を用意する必要はないな。


「それにしてもミミちゃんっていい体してるね~♪」

そう言って俺は自分の胸を揉んだ。

「ありがとうございます♪」

「他にどんなサービスがあるの?」

そう言って俺はテーブルの上のメニューをめくった。
すると「尻コキ」という項目を見つけた。

「おっ、これいいね!これ頼むよ」

「かしこまりました☆ ヒメちゃ~ん!!」

ミミちゃんが呼ぶと、さっきのピンクのポニーテールのバニーガールがやってきた。
ヒメちゃんっていうのか。
まだ高校卒業したてのようなあどけなさがあった。


ヒメちゃんは俺に一礼すると、ソファーの上に四つん這いになった。

「おぉ!!」

セクシーな小柄のおしりに、ウサギのしっぽを模した白いふわふわが揺れている。
俺はその上にまたがり、左手でペニバンの位置を調整し、ヒメちゃんのおしりにこすりつけた。
互いのストッキングに包まれたふとももがこすれ合う。

ぺニバンはおしりの谷間に乗る感じで、こすりつけるとキュッキュッと布と布がこすれるような音がした。
バニーガールがバニーガールに尻コキをしている。
本物の男のイチモツのように神経が通っているわけじゃないので直接は感じなかったが、その振動エネルギーが全部ぺニバンの根元、すなわち女のアソコに集中し、男とは違った快感を味わえた。


「呼び方はどれがいいですか?」

俺たちの行為を横で見ていたミミちゃんが聞いてきた。

「呼び方?」

「はい☆ ご主人様、先輩、お姉様からお選びいただけます♪」

「うーん・・・じゃあ先輩で」

再び腰を動かし始めると、

「あッ、あッ、先輩!」

とヒメちゃんが指定した呼び方で喘ぎ出した。
いいね~ どういう設定かわからんが、こりゃ興奮するわ♪


俺は横目で再びメニューを見た。
すると「尻コキ」の下に「逆尻コキ」と書かれていた。

「この逆尻コキってなんなの?」

「はい、こういうことです♪」

ミミちゃんがそう言うと、ヒメちゃんは慣れた手つきで俺のぺニバンを取り外し、今度は自分の股につけた。

「マジで!?」

「先輩ごめんなさい!前から大好きだったんです!!」

「ふひぃぃぃぃ!!!!」

今度は俺の尻に衝撃が走る。
俺の尻の上を女のイチモツが往復してる・・・
女に犯されているという屈辱感と快感・・・
もう自分でもわけがわからなかった。

ぺニバンの先が俺のウサギのしっぽに当たり、妙なこすれ具合が心地よかった。
亀の頭が俺のウサギのしっぽに当たっている・・・
これがほんとのウサギと亀・・・なんちゃって


それにしてもよくできたシステムだわ。
たとえ警察がやってきても店員同士がレズプレイしてるだけって言い訳できるし、客が暴走して「中に出されちゃった・・・」ってこともない。

「つ、次は逆パイズリ頼むわ!」

「はい、先輩♪」

いつの間にか俺はすっかりのめりこみ、新鮮な夜は更けていった・・・





(短編『オーマイバニー』おしまい)


(※画像は加工可能なフリーイラスト集から作りました)


『入れ替わった僕らの物語』 第二話




第二話 「帰宅」




レポートは無事提出できた。
幸い教授が不在で、ドアに「提出物は下のポストへ」と書かれていたので時間を気にする必要はなかった。

だが、今の僕にとってはそんなことはもう小さなことだった。
ま、まさか一緒に階段から落ちたショックで、長月さんと心が入れ替わってしまうなんて~!!


大学一階のラウンジ。
大きな窓に映る外は陽が沈み、すでに漆黒に近い。
昼間はにぎやかなラウンジも、放課後になると時折サークルの連中が通り過ぎるぐらいだった。


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僕はそこで頭を抱えていた。
隣にはもじもじした自分が座っている。
自分を第三者視点で見るなんて奇妙な感覚だ。

まさかこんなことになるなんて・・・
ドラマや漫画じゃ入れ替わる展開なんてよくあるけど、まさか現実で起きるなんて・・・
しかも憧れの長月さんと・・・

あの後、二人で頭をぶつけたりいろいろやってみた。
僕はもう一度階段から落ちてみようと提案したが、長月さんは同意しなかった。
僕もまたあんな痛い思いするのは嫌だったので受け入れた。

とりあえず詳しい原因がわかるまではお互いにお互いを演じようということになった。


「あの~」

一体どうやったら元に戻ることができるんだ・・・

「あの~」

これからどうすればいいんだ~!!

「あの~!!」

「わっ!」

隣から大きな声がして僕は我に返った。
横を見ると、僕の姿をした長月さんが頬を染めながら唇をとがらせていた。


「股を閉じてもらえませんか?」

長月さんは強い口調で言った。

「へっ?」

不思議に思って自分の股を見下ろすと、女の子にあるまじき角度で足が開いていた。

「あっ、ご、ごめん!!」


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僕は慌てて股を閉じて姿勢を正した。

長月さんとはお近づきになりたいと思ってたけど、まさかこんな形でしゃべることになるとはなぁ~
うれしいような悲しいような複雑な気分だ。
だけど、きっと長月さんは僕以上にショックを受けているだろう。


当面の問題は今夜どうするかだった。
二人とも一人暮らしならどちらかの部屋に一緒に泊まるという選択肢があったけれど、長月さんは実家暮らしだった。

「うち、門限があるんです」

「えっ、門限?」

僕はポケットから携帯を取り出そうとした。
だが、手は空を切り、代わりにフリルをつかんだ。

「6時20分です」

長月さんが上を見ながら言った。
つられて見上げると、たしかにラウンジの時計は6時20分を指していた。

「8時までには戻らないと・・・」

「なんとか理由をつけて遅らせることはできないの?」

「うち、門限が厳しくて・・・」

長月さんはうつむいてそう言った。
見た目は僕だけど、しぐさにいつもの長月さんの気品を感じた。

「そっかぁ・・・」

頭の中で崩れた積み木を組み立てるように、改めてプランを考える。
幸い、僕と長月さんの電車は同じ方向だった。
長月さんの家はここから四駅20分、僕の家は六駅30分。

まずここから僕のアパートに向かい、僕の部屋を紹介する。
そして、今度は長月さんに案内してもらって長月さんの家に向かう。
そこで別れて、僕は長月さんの家に帰り、長月さんは僕のアパートに帰る。

ほんとは女の子に一人で夜道を帰らせるのは嫌だったけど、門限を守るためにはしかたない。

長月さんにこのプランを話すと、少し考えた後、同意してくれた。





二人で大学を出た。
残暑が終わり、秋の風が吹き始めていた。
この校門をくぐった時は男だったのに出る時は女の子だなんて・・・
体が変わったせいか、感じ方も変わっていた。

ひんやりとした秋風がスカートの中に入り込む。


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ただでさえ他人の前で女装なんて恥ずかしいのに、それを好きな人の前でやらないといけないなんて///
ニーソックスが少しずり下がっているので引き上げたくなったが、隣を歩く長月さんに変な解釈をされたら困るのでやめておいた。


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駅までの道、最初は二人とも無言で重い空気が流れた。
でも、このままじゃいけないと思い、勇気を出して積極的に話しかけた。
お互いになりきるためには、相手のことを知っておかなくきゃならない。
だから家族構成とか家族同士の呼び方とかあらかじめ聞いておいた。

駅に着き、二人で改札を通り、電車に乗った。
乗った瞬間、何人かの乗客の視線を感じた。
そっちのほうを見ると、何人かの男性客が視線をそらした。
こ、こんな体験初めてだ・・・
これから毎日こんな体験をしないといけないのかと思うと、背筋がゾクッとした。


それから電車に揺られ、僕がいつも通う駅に着いた。
僕のアパートはここから商店街を抜け、10分くらい歩いたところにある。

「にぎやかな街ですね・・・」

長月さんが駅前の人通りの多い交差点を見ながら言った。
そう、これから彼女はここに住むことになるんだ・・・

「あっちのドラッグストアは安いよ」

彼女が困るといけないと思い、歩きながらいろいろ商店街のお店を教えてあげた。


やがて、僕のアパートに着いた。
黄土色の壁が特徴の鉄筋二階立てのアパート。
ほんとはもっと家賃が安いとこでもよかったんだけど、親が奮発して借りてくれたのだ。

僕の部屋は1階の中央、102号室だった。
ポケットから鍵を取り出そうとし、またフリルをつかんでしまった。
しかたなく、長月さんに頼んでジーパンのポケットから鍵を出してもらった。

玄関のドアを開けると、ムア~とこもった匂いが漂ってきた。
自分の部屋なのにどこか男臭く感じた。

「ご、ごめんね、汚い部屋で」

「いいえ・・・」

先にパンプスを脱いで入り、電気を点けた。
長月さんも後に続く。
台所、トイレ、風呂、それに6畳の寝るスペースがあるだけの、ほんとシンプル
な部屋。
長月さんはキョロキョロと不思議そうな表情で僕の部屋を見渡している。

「どうしたの?」

「私、男の人の部屋は初めてで・・・」

「あはは・・・そうなんだ」

僕は苦笑いした。
まさかいきなり男の人の部屋に住むことになるなんて夢にも思っていなかっただろう。


なっ・・・!

その時、声をあげそうになった。
ベッドの周りに同人誌がちらかっていたからだ。
実家暮らしの時は毎度隠していたが、一人暮らしでほとんど来客がないとなると、完全に無防備になっていた。

しかもけいおん!の澪、まどマギのほむほむ、超電磁砲の佐天さん、俺妹のあやせたん、喰霊の黄泉、夏のあらし!の小夜子さん・・・
あんなの見つかったら絶対ヤバい!!

「あ、あっちがお風呂だから!!」

「えっ、はい」

長月さんがお風呂を見に行ってる隙に猛ダッシュで同人誌を拾い集め、本棚の裏に隠した。

ふぅ~ 危なかった

戻ってきた長月さんに「自炊はしてないからいざとなったら冷蔵庫にレトルト食品がある」ことを教えてあげた。



続いて、長月さんの家、つまりこれから僕の家になる場所に向かった。
駅を降り、10分ほど歩くと新興住宅が立ち並ぶ住宅街にたどり着いた。

「ここです」

長月さんが立ち止まった先を見ると、二階建ての立派な一軒家があった。
ちゃんと門があって、中には庭があり、車庫には少し高そうな車が泊まっていた。
お金持ちというほどではないが、中流の上のほうだということは一目でわかった。

「じゃあ気をつけてください・・・」

長月さんが心配そうにうつむきながら言った。

「うん。何かあったら携帯に連絡するから」

長月さんはコクりとうなづき、身を縮ませながら去っていった。
途中心配そうに何度もこちらを振り返るので、元気づけようとピースサインをしたら、さらに心配な顔をされた。


やがて夜道の向こうに長月さんの姿が見えなくなった。

よし、ここからは僕一人の勝負だ・・・

胸の前で拳を握り、家を見上げた。
そして意を決してアーチ状の門を押し開け、茶色い玄関のドアを開けて中に入った。

「ただいま~」

初めて入る家に「ただいま」というのはすごく変な感じだ。
中も外観と違わずきれいで、そのままモデルハウスとして使ってもいいぐらいだった。

右手には靴箱があり、その上に家族写真を見つけた。
小さい頃の長月さんが楽しそうに父親に抱っこされていた。
今の物静かな長月さんとは対照的で、意外な過去を見た気がした。

玄関に上がり、左側にリビングへと続く廊下、右側に二階へと続く階段があった。
事前に自室は二階だと聞いていたので、階段に向かった。


「あら、おかえり~ 今日は遅かったのね~~」

3段くらいあがった時、リビングのほうから長月さんのお母さんの声がした。

「うん 今日はお友達とお勉強してたの~~」

僕は適当にそう言った。


改めて階段を上り、二階へ辿り着いた。
三つのドアがあった。
その中の一つに小学校の工作の時間に作ったのだろう、花壇に咲く花をイメージした「ゆり」という名札があった。

僕はそのドアノブに手を掛けた。
この先に長月さんの部屋があると思うと心臓の鼓動が速くなった。
キィと音がし、ドアが開いた。


そこには女の子の部屋が広がっていた。
白とピンクと茶色を基調に、きれいにまとめられていた。
機能性とかわいさのバランスが取れたとても長月さんらしい部屋だと思った。

右手に勉強机と洋服棚。
左手側の端は壁が腰ぐらいの高さの棚みたいになっていて、その上に小さな窓があり、窓の前に布団が敷かれていた。
こういう部屋はベッドのことのほうが多いので、布団派なことにちょっと驚いた。

僕は今、長月さんの部屋にいるんだ・・・

自分の部屋に戻ってきたというより、勝手に上がり込んだ泥棒のような気持ちに
なった。


「ふぅ~」

人目がなくなると、今日の疲れがドッとやってきた。
大学に行って、入れ替わって、人見知りの僕が勇気を出していっぱいしゃべって・・・
はき慣れないパンプスで長時間歩いたのでふくらはぎがパンパンだった。
とりあえず一休みしたかった。
僕の目に布団が入った。

長月さんの布団だ・・・

白いシーツにピンク色の掛け布団、枕元にはクマのぬいぐるみがある。
ぬいぐるみと一緒に寝ているのはちょっと意外だった。
長月さんにも子供っぽいところがあるんだなぁ。
あのクマは僕がピンチになったら人間になって助けてくれるのかな?

窓際に行き、レースのカーテンを開け、外を確認した。
もしかしたら長月さんが引き返して様子をうかがってるかもしれないと思ったが、いなかった。

い、いいよね・・・今は僕の布団なんだから・・・

長月さんが長月さんの布団に寝る。
何ら変なことではない。

「えいっ!」

僕は長月さんの布団にダイブした。


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ほんの15時間ぐらい前まで長月さんがリアルに寝ていた布団が今僕の目の前にある。
甘い女の子の匂いがした。
自分から出ている匂いとは違い、一晩寝かした熟カレーのような深みのある女の子の匂いだった。
髪の毛の毛根の匂いもした。

長月さんは毎日この枕に顔をうずめてるんだ・・・

そう思うとうれしすぎて涙が出そうだった。


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(第二話おわり 第三話につづく)

『入れ替わった僕らの物語』 第一話




第一話 「階段落ち」




僕の名前は陽田 つよし(20)
風見院大学文学部二年。

長い大学の夏休みが終わり、大学構内には気だるい空気が漂っていた。
今日は朝8時に起き、電車に乗ってこの一限目の教室に来た。
だだっ広い教室に人はまばらだった。

あくびを噛み殺しながらカバンからテキストと筆箱を取り出す。
ポケットから携帯を取り出し、着信がないことを確認してからマナーモードした。
だが、それを終えると授業開始まですることがなく、ボーッと教室の様子を眺めていた。


一分くらい経った頃だろうか、背後からカツカツ・・・という音が聞こえた。
ヒールの高い女の子の靴音だ。
思わず横目で視線を伸ばす。


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そこに彼女はいた。
彼女の名は長月 ゆり。
一言もしゃべったことはないけれど、僕と同じ学年・学部で、同じ授業で見かけることが多かった。

長いロングストレートの日本美人のような黒髪が特徴で、今日は白いタートルネックに黒のフリルのミニスカートをはいていた。
胸元には十字架のペンダントが輝き、足元は黒いニーソックスとパンプスがよく似合っている。
他の女子と比べても断然美人のほうだった。


ほんとかわいいよなぁ・・・


僕は心の中でつぶやいた。
僕が彼女のことを気になってるのはかわいいだけでない。
毎回毎回服装が自分のツボを突いてるのである。
それに性格も控え目で、自分とよく似ていて、学部も学年も同じ。
つまり、学校に必ず一人はいる"もし自分が女の子だったらああなっていただろう女の子"それが彼女だった。

僕は昔から周りの子供と比べても大人しいほうで、外でみんなで遊ぶより家で一人で遊ぶほうが好きだった。
気が弱くて自分から積極的に行くよりは慎重に何もしないタイプで、おそらくマスコミに言わせれば草食系男子ということになるだろう。
だから僕は時々女の子がうらやましかった。

控え目な性格は、男だと臆病や意気地なしになるが、女だと謙譲の美徳になる。
家で一人で本を読むのも、男だともっと外に積極的に出なさいとなるが、女だとそこまで言われないし、むしろ大人しくて品があると言われたりする。
僕は車にも酒にもギャンブルにも興味なかったし、要するに僕の男らしくないというデメリットは、もし僕が女だったらメリットとなり、もっと生きやすかったということだ。
だから僕は"つよし"という自分の名前もあまり気に入ってなかった。



今日も長月さんはあやのちゃんと一緒に来ていた。
あやのちゃんはピンク系のかわいい服で来ることが多く、童顔と相まって子供っぽく見えた。


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二人が僕の横を通り過ぎた。


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ふわりと長月さんのスカートが揺れ、
絶対領域が垣間見れた。


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長月さんの胸は形が良くって、きっと脱いだらもっと大きいと思う。
わずかだが女の子らしい匂いが漂ってきて、この匂いをずっと吸えたらいいのにと思った。
カツカツ・・・という靴音が遠ざかっていく。


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後ろ姿もきれいだなぁ

長い清流のような黒髪が朝陽を受けて輝いていた。
二人は教室左やや前方の席に、いつものように二人で座った。


「よっ!」

突然後ろから肩を叩かれ、ビックリした。
振り向くと、そこに大樹が立っていた。

「なにビビってるの?」

大樹がムカつく口調で言う。

「ビビってないよ」

大樹は頭より先に手が動くタイプで、僕とは性格も価値観も対照的だったが、なぜか学校とクラスは小学校からずっと同じだった。
腐れ縁ってやつだ。

大樹は茶髪をライオンのように立て、着崩した服にアクセサリーをジャラジャラと付けていた。
噂によると、大学に入った大樹は水を得た魚のようにバイトやサークルを掛け持ちし、毎晩のように飲み会や合コンをはしごしているらしい。
大樹が最大限大学生なら、僕は最小限大学生だった。


大樹は僕の肩にひじを掛け、長月さんの方向を見ながら言った。

「あの子狙ってるの?ダメダメ、俺が何度声掛けてもダメだったから」

当たり前だ

と心の中で突っ込んだ。
長月さんは大樹みたいなお調子者にホイホイ付いていくような尻の軽い女なわけがない。

「そんなんじゃないから」

と僕は答えた。
その時、教室の入り口のほうからギャルっぽい女の声がした。

「大樹ー 今夜のライブのことなんだけどー」

「あー いま行くー ま、せいぜいがんばれよ」

大樹はそう言って僕の肩を叩き、教室から出ていった。
いちいちムカつくやつだ。
なんでこんなやつと貴重な学生時代を過ごさなきゃいけないんだ。
でも、長月さんが大樹の誘いを断ったと聞いて、心の奥底でどこか安心した。


授業が始まり、板書しつつも、やはり前方の席の長月さんが気になった。
長月さんはきれいな姿勢で板書するたびに黒い髪がかすかに揺れ、それがとても品があってきれいだった。
長月さんは隣のあやのちゃんと消しゴムの貸し借りをし、「フフッ」という感じで微笑むのが見えた。

いいなぁ~

そこには男は逆立ちしても入れない、女の子だけの絶対領域が生まれていた。


授業が終わり、長月さんたちが前方のドアから立ち去るのが見えた。
僕も次の教室に移動しなければ。
次の近代文学の授業は通称"お経読み"と言われ、丸眼鏡をかけたお爺ちゃん先生が教科書を棒読みするだけの授業だったので、居眠りしているやつもいれば、携帯をいじってる女子もいた。
隣の席のやつなんか机の下で堂々とPSPをしてる。
そんな中、長月さんだけは真面目に授業を聞いているのが印象的だった。


昼休みに入り、学食でラーメンをすすり、最後の4限の社会統計学の授業を終えて校門を出た頃には5時半を回っていた。
校門から駅へ向かう道には、うちの大学の生徒が列をなし、反対側の歩道には仕事帰りのサラリーマンやOLの姿が見えた。

さて、家に帰ってゲームでもするか。

オレンジ色の夕日に照らされた帰り道を歩きながら、一日の授業を終えた解放的な気分の中で、さっきから何か頭に引っ掛かるものがあった。

何か忘れているような・・・あ!今日はレポートの提出日だった!!

この前、古典の授業でレポートを出し忘れ、今日の6時までに教授の研究室まで持ってくるように言われていたんだった!
出さないと、結構単位に響く。

ポケットから携帯を取り出し、時間を見ると5時50分だった。
ダッシュすればまだ間に合う!



僕は全力疾走で来た道を逆走し、再び校門をくぐった。
そして、教授棟の建物に駆け込む。
エレベーターがあるが、教授の部屋は4階なのでこういう時は階段のほうが手っ取り早い。
階段をところどころ2段飛ばしで駆けて行った。

あともうちょっとだ!

その時だった。
3階から4階に向かう踊り場に差し掛かった時、目の前に人が現れた。


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「きゃっ!」

それは長月さんだった。
だが、足元ばかり気に取られていた僕は気づくのが遅れ、思いっきりぶつかってしまった。

「あっ!」

慌てて体勢を立て直そうとしたが、僕の上に長月さんが乗っかってきて、完全にバランスが崩れた。


「きゃあぁぁぁっっっ!!!」

「うわあぁぁぁっっっ!!!」

視界が二転三転する。
あろうことか僕らは一緒に階段を転げ落ちてしまった。
床に投げ出され、一瞬意識が飛んだ。



「いててて・・・」

後頭部がズキズキする。
結構強く頭を打ってしまったみたいだ。


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はっ!長月さんは!?

心配になり、体を起こした時、僕は自分の体の異変に気づいた。

あれ・・・?なんで僕が女物の服を着ているんだ・・・!?


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胸はふくらんでいて、腰にはひらひらのミニスカートをはいている。

顔を上げてさらにビックリした。
目の前に自分自身がいたのだ。
そっくりさんとかいうレベルじゃなくて、服も髪型も何もかも同じ人間が。

「えっ・・・わ、私!?」

目の前の僕も僕の姿を見て驚いている。

そういえば今僕が着てる服には見覚えある!
長月さんの物だ!!

僕が長月さんの服を着ていて、目の前の僕が僕のことを"私"と言ってるということは・・・

ま、まさか!!


「「入れ替わってるーー!?」」


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(第一話おわり 第二話につづく)


『恋人はお姉ちゃん!?(前編)』



僕の名前は武倉 純(23)。
とある美容室で働いている。

今日は土曜日で仕事は休みだったけど、僕の心は波立っていた。

「いよいよ明日か・・・」

それはこの前の月曜日のこと。
僕は思い切って同じ職場の憧れの先輩、樋浦みどりさんにデートを申し込んだ。
みどりさんは明るくて仕事ができて、見習い同然で店に入った僕に手取り足取り仕事を教えてくれた恩人でもある。
カットだけでなくメイクもこなせるすごい人なのだ。


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僕のデートの申し出を受けたみどりさんは、最初キョトンとしていたが、やがて頬を緩ませOKをくれた!
その時は跳び上がりたくなるほどうれしかった!!

そのデートの日がいよいよ明日・・・
明日はどんな服で行ったらいいんだろう・・・
僕は朝からタンスをひっくり返してソワソワしていた。

一応インターネットで検索したりデート情報誌を読んで勉強してみたけど、いまいち実感がわかない。
初デートって最初の印象が大事だからなぁ。
我ながら情けなくなる・・・


「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」と言うけれど、よく考えたら僕はみどりさんのことをほとんどわかってなかった。
みどりさんは僕より二つ年上で、黒い髪を右側で結んでいて、青い澄んだ瞳がチャームポイントの、笑顔が素敵な美人。
いつも元気でやさしくて、ちょっぴりおっちょこちょいでお茶目なところもある。

・・・でもそんなこと同じ職場の人間なら誰でも知ってる。
僕が知りたいのは、どんなものが好きとか、休みの日はどうやって過ごしてるとか、そういうことだった。
でも、そういうことってよほど親しくならない限り、女の人からペラペラ話すことはないからなぁ。
女同士ならともかく・・・

女同士・・・?
そうだ!!

僕はとっさに時計を見た!
10時40分、まだ間に合う!!


この前、デートを申し込んだ時、「土曜日は11時から妹とショッピングに行く約束があるから日曜日にして」と手を合わせてお願いされた。
みどりさんには、まゆちゃんという高校生の妹がいて、前に休みの日に隣町の駅前で二人が待ち合わせしているのを見たことがある。
まゆちゃんならば、みどりさんのことをいろいろ知ることができる・・・

僕は机の引き出しから箱に入った砂糖を取り出した。
これは旅好きの友人がインドのおみやげにくれたものだ。
友人いわく、山奥の村を歩いていたら、老人の露天商がいて、「幽体離脱できる砂糖じゃよ」と言ってこの箱を差し出してきたらしい。
友人はうさんくさいと思ったが、露天商があまりにやせ細っていたので、寄付という感じでその砂糖を買ってあげたらしい。

見た目は茶色い角砂糖で、ところどころ黒ずんでいて、あまり清潔なイメージはしない。
友人は「幽体離脱なんてあるわけないよ」と笑いながらこの砂糖をくれたが、その老人が言ってることはウソじゃなかった。
箱の底に彫られているイラスト通りに、その砂糖を舌に置き、横になったら本当に幽体離脱できたのだ!!

ただし、何度か試してわかったことだけど、幽体離脱できるのは舌の上で砂糖が溶けるまでで、季節や気温によるけど、だいたい2~3時間ぐらい。
幽体離脱すると他人に乗り移ることができるけど、一度他人の体に入ると時間まで抜けられないことがわかった。

このようにすごい力を持った砂糖だけど、あまりに常識離れしていて怖かったし、副作用とかあったらどうしようと怖くて、ここしばらくはずっと机の引き出しにしまっていた。


でも、この砂糖を使えば・・・

まゆちゃんに乗り移ってみどりさんのことをいろいろ知ることができる・・・

知恵の実をすすめる蛇のように、心の中に邪心が頭をもたげてきた。
2~3時間とはいえ、何も罪のない少女のプライベートな時間を奪ってしまっていいのだろうか・・・
迷っている間にも時計の針は否応なく進む。


ついに僕は決心した。
ベッドに横になり、砂糖を舌に置く。
やがて意識が遠くなり、ふわっと自分の体が宙に浮いた。

「よし!」

僕は部屋の壁をすり抜けて外に出た。
あとは隣町までひとっ飛びだ!
新幹線の車窓のように、高速でビュンビュンと街並みが通り過ぎていく。

あっと言う間に僕は隣町の駅前に着いた。
この街はこの周辺では一番の繁華街があり、特に女性向けのデパートやお店が多く、土日となると大勢の人々でにぎわっていた。

「つきごろう!つきごろうをよろしくお願いします!!」

駅前では選挙カーに乗った政治家が演説をしていた。
が、通行人はほとんど気に止めていない。
駅には絶え間なく、人が出入りする。
こんなにたくさん人がいるのに、誰一人僕のことが見えてない。
当たり前か、もし見えていたら大騒ぎになって、翌日のスポーツ新聞の一面に「繁華街に宙に浮く人!魔術か幽霊か!?」という見出しが踊るからなぁ。


まずいまずい、こんなことを考えている場合じゃない。
早くまゆちゃんを探さないと・・・
駅前の時計を見ると10時50分だった。
早くまゆちゃんに乗り移らないと、みどりさんがやって来てしまう・・・

僕は空中を滑り降り、前にまゆちゃんを見かけた駅前のロータリーに移動した。

「いた!!」

思惑通り、そこにはまゆちゃんが立っていた。


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薄い緑のスカートに、淡いベージュのカーディガンを着て、携帯をいじっている。
茶色い髪は姉と同じく右側で結ばれ、白いリボンで留められていた。
黒いニーソックスと白いミュールに包まれたみずみずしい脚がまぶしい。
みどりさんが"きれいな"女性としたら、まゆちゃんには"かわいい"女の子という形容詞がピッタシだろう。

でも、本当にあんなかわいい子の体を借りていいんだろうか・・・
乗り移って無事に時間まであの子を演じ切れるだろうか・・・

幽体のままで観察できたら一番いいけれど、幽体だと砂糖の消費が激しく、長くても15分くらいで溶けてしまう。
かといってこのまま帰ったらせっかくの貴重な砂糖とチャンスを無駄にしてしまう・・・

ええい!しっかりしろ自分!!
こんなことだから優柔不断って言われるんだ!
みどりさんをリードするためにはもっと男らしくならなくっちゃ!!


「ごめん、体借りるよ!」

意を決した僕は、まゆちゃんの体に飛び込んだ。


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ガクンッと体が大きく揺れた。
目を開けると、そこにはさっきと変わらぬ人の波が流れていた。

人通りの喧騒が幽体の時はスピーカー越しのように聞こえたけど、今ははっきりと聞き取れる。
人通りに目を泳がせてみたが、誰も僕を怪しい目で見ていなかった。
憑依には無事成功したみたいだ。

自分の体を見下ろしてみると、僕が着ているのは当然ながらさっき見たまゆちゃんの物だった。
ひらひらしていて、腰にリボンがあったり、スカートのすそが透けていたり、かなりこそばゆい。

何が恥ずかしいって、みどりさんの服のような、元の自分の体より一回り二回り小さい服ならまだ自分の体で女装しているような気分があるのでそこまで恥ずかしくない。
しかし、まゆちゃんは女子高生でも小柄なほうなので、着ている服は中学生や小学生のサイズと大差なく、そういった子供用の服を自分が着て外にいるという感じがすごく恥ずかしかった。
もし元の体でこの服を着ていたらパンツ丸見えのワカメちゃん状態になっていただろう。


改めて自分の体を見ると、右手にはハートのストラップが付いたピンクの携帯を握られていた。
シンプルなシルバーの自分の携帯との違いに驚いてしまう。
画面には占いサイトの結果が出ていた。


【今日のあなたの運勢は・・・】

想いを寄せている人と近づけるチャンス!
意外な一面を見れちゃうかも!?

ラッキカラー:エメラルドグリーン


あはは、これが僕の占いだったらいいんだけどなぁ。
その時だった。

「ごめん~ 待った~?」

右前方から聞き覚えのある声が聞こえた。
視線を向けると、そこにはちょっと貴婦人風な青いブラウスとスカートを着た美人が僕に向かって手を振っていた。

「み、みどりさん!!」

「へっ・・・?」

みどりさんが口を半開きのまま静止してしまった。
し、しまった!“みどりさん”はまずいか!!
なんと呼べば・・・

“樋浦さん”というのはもっとまずい。
だって今は僕も“樋浦さん”だし・・・

となると、や、やっぱりこれしかないよな・・・


「お、お姉ちゃん・・・///」

僕は精一杯の勇気で声を絞り出した。
きっと僕の声はかわいいけど震えていて、顔は真っ赤になっていただろう。

「もう、どうしたのよ♪」

みどりさんがいつもの笑顔に戻った。
フゥ~ とりあえず怪しまれずに済んでよかった。

「もしかして待たされて怒ってる?」

「そ、そんな・・・!全然!!」

僕は両手を振って否定した。

「よ~し、じゃあまずごはんにしよっ!ごはん!!」

みどりさんは満面の笑顔で繁華街のほうに歩き出した。
今日のみどりさんはいつもよりかなりフランクだ。
それもそうか、みどりさんは僕のこと妹だって思ってるんだもんなぁ。
しかも年の離れた妹だからかわいくて仕方ないのだろう。

「う、うん」

僕はそう答えてみどりさんの後に続いて繁華街に向かった。



繁華街のメインストリートは人でにぎわっていた。
カップルも多いが、女の子の友達同士も多い。
だから僕ら二人も全然不自然じゃなかった。

とはいえ、僕にとっては仕事以外でみどりさんと一緒に歩いたのは初めてだった。
しかも、今は女同士、姉妹同士なのである。
こんな体験、普通の男の人じゃできないよ。

視線を隣に向けると、ちょうど僕の目線の高さに、みどりさんの横乳が見えた。
す、すごい、こんな至近距離にみどりさんの胸が・・・
みどりさんの胸元は結構大胆に開いていて、胸の谷間が見れた。

それに甘い香りも漂ってくる。
こんなスカートの中に風を感じながら好きな人と一緒に歩くなんて、すごく緊張するし恥ずかしかったけど、同時におしりが浮き上がりそうになるぐらいの幸せな気分になった。


それにしても、みどりさんはどこに入るつもりなんだろう?
僕の構想では、明日のデートではイタリアンパスタの店かオシャレなフランス料
理のお店に誘う予定。
そこでみどりさんと優雅な時間を過ごす。
そんなことを考えながら歩いていたらみどりさんが急に曲がった。

「着いた♪」

「へっ・・・?」

そこはよくある回転寿司店だった。
驚いてる僕を置いて、みどりさんは鼻歌交じりでズンズン入っていく。
僕も慌てて後を追いかけた。


店内は土曜のお昼時とあってそれなりに混んでいた。
店員に案内され、カウンター席に着いた。
体が小さくなってるし、履き慣れないミュールのため、イスに少しよじのぼる感じになった。
それからスカートが広がりそうなのでスカートを押さえながら座った。

そ、それにしてもまさか回転寿司とは・・・

みどりさんは手早くおしぼりで手を拭くと、「大将!カンパチ一丁!」といきなり注文し出した。
「へい!」と威勢のいい大将の返事が返ってきた。
か、かなり慣れている感じだ・・・

それからも、タイ、ブリ、アナゴ・・・とみどりさんは次々に取っていった。
結構渋いの食べるんだなぁ・・・
みどりさんは幸せそうにほおばっている。

「あ、あの・・・お姉ちゃん・・・」

「ん?なに?」

みどりさんはほおばりながら答えた。

「イタリア料理とかフランス料理とかは食べないの・・・?」

「えっ?だってあんなの見かけ倒しじゃん。ボリューム少ないから全然食べられないし。やっぱ寿司がサイコー!!」

そう言うと、みどりさんはうれしそうに次の皿に手を伸ばした。
お寿司たちが次々とピンク色の唇の中に吸い込まれていく。

「アハハ・・・ そうだよね・・・」

僕の笑顔はひきつっていたと思う。


何も食べないのは不自然なので、僕も何か食べようと思ったけれど、何を食べたらいいかわからなかったので、とりあえずエビ、タマゴと無難なところから食べ始めた。
だが、食べるペースはみどりさんの半分に満たない。
すると、みどりさんが僕の皿を見ながら言った。

「あれ?今日はイカ食べないの?」

イカかぁ。
イカはあんまり好きじゃないんだけどなぁ。
とはいえ、食べないのも不自然なので、苦笑いしながら渋々流れてくるイカを取って口に運んだ。

「!!」

う、うまい!!
こんなにおいしいイカを食べたのは初めてだ・・・
いや、ここのイカがおいしんじゃなくて、僕の味覚が変わったのか。
これなら何個でもいけそうだ♪




「ありがとうございました~」

店員に見送られ、僕たちは店を出た。
結局みどりさんは15皿、僕はイカ3皿を含む7皿食べた。

「食べた食べた♪」

みどりさんはポンポンとふくらんだお腹を叩きながら満足そうにしている。
これでつまようじをくわえていたら、完全にオッサンだ。

みどりさんは普段から陽気なところがあるからすごい意外ってわけじゃないけど、こんな素のみどりさんを見たのは間違いなく初めてだった。
ちなみにお代はみどりさん持ちだったので、女の人におごってもらったのも初めてかも・・・


でも、よかった。
もしまゆちゃんに乗り移っていなかったら、間違いなく明日イタリアンかフレンチに誘っていた。
かといっていきなり回転寿司というのもなんなので、明日は和食かちょっと奮発して回転していないお寿司屋さんにしようかな・・・

まゆちゃんには悪いけど、もうちょっと体借りるよ・・・

僕は再びみどりさんと一緒に街の中心へ歩き出した。


(つづく)





(※画像は加工可能なフリーイラスト集から使いました)

短編『憑依写真特集』



これは愛知県、A・Yさん(21)からいただいた投稿です。

(プライバシー保護のため音声は加工しております)


A・Yさん「これは休みの日に大学のサークルで紅葉狩りに行った時の写真です。(口を押さえながら)まさかこんな物が写っているなんて夢にも思っていませんでした…」


それは去年の秋、A・Yさんが同じ女子大のサークル仲間と紅葉狩りに行った時のことである。
仲間4人と車で山に出掛け、紅葉を楽しみ、それは楽しい思い出として記憶されるはずだった。

宿泊していたコテージの前で、旅の記念にとA・Yさんは友人のB子さんに向けて何気なくシャッターを押した。
だが、そこに招かざる客が写りこんでいたのである。

それでは、ご覧いただこう……






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おわかりいただけただろうか?

写真の右側、B子さんの背後に得体の知らない物がはっきりと映し出されている。
A・Yさんに聞いたところ、もちろんその時B子さんの背後に誰もいなかったし、自分たち以外の旅行者も近くにいなかったという。

霊能力者のボギー愛子氏に鑑定を依頼したところ、この近くの湖で入水自殺した男性の霊ではないかという。
女性になりたくて性転換手術を受けたが、手術に失敗してひどい体になってしまい、それを苦に自ら命を絶ってしまった、無念と嫉妬の波動が出ているという。

このことをA・Yさんに伝えると、しばらく沈黙していたが、やがて重い口を開いてくれた。


A・Yさんの話によると、この写真を撮った直後、B子さんの様子が突然おかしくなってしまったという。
「クケケケケケケケケケケ!!!!!!!!」と不気味な笑い声をあげ、「念願の女の体だ♪」とよだれを垂らしながら自分の胸を揉み始めたという。

さらに、「俺の女になれ!!」と急に男口調になり、A・Yさんを含む仲間の女子のスカートをめくったり、服を脱がそうとしたり、追いかけまわしてきたという。
B子さんの豹変ぶりに恐ろしくなったA・Yさんたちは、B子さんを置いて急いで山を降りたという。

二時間後、A・Yさんたちが警察と共に再び現場に戻ると、B子さんが裸の状態で地面に気絶していたという。
B子さんは写真を撮られたことまでは覚えているが、その後の記憶がまったくなく、なぜ自分が倒れているかもわからなかったという。

一体B子さんの身に何が起きたのか…

その真相は未だに不明である……





(短編『憑依写真特集』終わり)


(※画像は加工可能なフリーイラスト集から作りました)

リアル階段落ち



どうもこんばんは。
秋の夜長、いかがお過ごしでしょうか。


僕はついこの前、仕事中に階段から落ちてしまって(^^;)
階段を掃除していたら足を踏み外してしまって…
落ちたというより3段ぐらいすべったと言ったほうが正確ですが、すべった時の衝撃でおしりと腕を打ち、足首もひねってしまうという散々たる災難でした(^^;)
幸い、痛みは1日で引き、今はまったく痛みはありませんが、今でも腕にあざの跡が残っています(苦笑)

落ちた時に下に誰もいなかったのが不幸中の幸いです。
いや、むしろいて欲しかったです。
美人に(爆)

そして二人で一緒に転げ落ちて…


僕「あれ?私!?」

美人「えっ、僕!?」

二人「「入れ替わってるーー!!」」


ってやってみたかったです(爆)(爆)(爆)


いやぁ、『転校生』って偉大な作品ですね(苦笑)
僕は広島に行ったことないので、行ったらぜひ尾道に行ってみたいです。
そしてあの神社の階段の前で記念写真を撮って、階段に向かって地面にひざをついて深々と頭を下げてみたいです(苦笑)

『転校生』とその原作の『おれがあいつであいつはおれで』はすごいですね。
もちろんその前から入れ替わり物は存在していたと思いますが、入れ替わり物をより一般的に浸透させたのが両作品だと思います。
特にすごいと思うのが、80年代の『転校生』はもちろんのこと、90年代前半のドラマ『放課後』や、最近の入れ替わりドラマを観ている時に、クレジットに「原作:『おれがあいつであいつがおれで』山中恒」と表示されている時です。
スポーツで30年くらい前に活躍した名選手が今でも第一線で活躍しているような、そんな感動を覚えます。
まさに入れ替わり物のバイブルですね。



さて、ぼちぼち秋の新作アニメが始まりました。
今季は『ガンダムAGE』、『Fate/Zero』、『僕は友達が少ない』、『WORKING`!!』、『天空のエスカフローネ』(笑)を観る予定です。
そういえば、この前『WORKING`!!』を観ていたら入れ替わり妄想が思い浮かびました。
ワグナリアの店内でたかなし君と伊波さんが出あいがしらにぶつかってしまい、中身が入れ替わってしまうという妄想です。


たかなし君「う、うそ…」

伊波さん「どうやらぶつかった衝撃で入れ替わってしまったようですね」

たかなし君「(鏡を見て)いやあああぁぁぁっっっ!!!(自分の顔をボカスカと殴り始める)」

伊波さん「うわぁぁ!!やめてください!!」


その後、従業員総出でたかなし君になった伊波さんを押さえつけ(苦笑)
そして、落ち着かせるために、たかなし君になった伊波さんに女装させる(笑)
うわ、ジンと入れ替わっちゃったから魔法で女の子に化けたルーベットさんみたいだ(苦笑)


ってな妄想です。

べ、別に山田に憑依したいだなんて考えてないんだからネっ!!(//_//)


山田「山田、憑依されてみたいです」

えーー!!( ̄ロ ̄;)


山田「山田、男の人に憑依されたことないので、憑依されてみたいです」

ぽぷら「えー!ダメだよ葵ちゃん!男の人に憑依されたら何されるかわかったもんじゃないよ!!」


山田「さあ、どうします?」

うっ…( ̄Д ̄;)


『ウェイトレスへようこそ!!(後編)』



スカートのひだ一枚一枚が僕の鼻先をくすぐる。
さっきまで絶対領域を覆っていた部分が今は僕の顔を覆っている。
僕はスカートを顔に押しつけ、匂いと温もりと歴史を顔全体で吸った。

いわばこのスカートのひだは樹木の年輪のようなものだ。
一つ一つにこの子の歴史が刻まれている。
病院で生まれ、両親に抱かれ、幼稚園に通い、赤いランドセルを背負い、セーラー服に身を包み、そして今はウェイトレスの制服に身を包んでいる。

彼女が十八年間守り続けてきたこの体・・・。
毎日お風呂で丹念に体や髪を洗い、毎日欠かさず化粧水や乳液で肌のお手入れをし、ストレッチやジョギングなどの運動でスタイルを維持してきただろうこの体・・・
その体を今僕は自由に操作できる。

憑依とは麻薬のようなものである。
一度その蜜の味を覚えると、なかなか抜け出せない。
本来人間は自分にしかなれない。
しかし、憑依を使えば、自分は他者になれる。
本来越えることができない自我の壁を越え、発狂してしまう人もいるらしい。

でも、今なら僕にもその気持ちがわかる。
こんなすごい能力を手にすると、なんでもできちゃうような、そんな全能感に酔ってしまう。
本来自分の体では絶対にできないことが拍子抜けするぐらい簡単にできてしまう。


スカートを頭からはがし、頭を軽く振って邪魔な髪の毛を払いのけると、鏡にはパンツ丸見えのウェイトレスの姿が映し出されていた。
イメージ通り、純粋な純白のパンツだった。
少したるんでるのがリアルで良かった。
欲望に導かれるまま、手が自然にそこに伸びる。


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やわらかい触感。
本当に何もついてないことを実感させられる。
くしゅくしゅした生地と、そこから伝わるぬくもりがリアルだった。

「グフフ・・・」

そのまま右手をパンツの中に忍ばせながら、左手で自分の胸を揉み出した。


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「あっ・・・///」

僕の口から普段は絶対聞けない彼女のセクシーな喘ぎ声が漏れる。
パンツに指を入れた瞬間、むわっとパンツの中に溜まっていた空気が飛び出し、清涼感を覚えた。
指が細く長いので、すぐにパンツの中の秘密の花園に到達した。
すでに少し濡れていた。

「んっ・・・」

そのまま人差し指と中指を使って花園内の穴の中へ・・・
一方、左手で強引に胸パッドをはがすと、ぷりんっと桃色の乳首が現れ、上下に揺れた。
思わず前屈みになってしまう。

すごい・・・女の子の体ってやっぱり男と全然違うや・・・

乳首と穴の中を同時につまんでみた。

「あぁ!!」

体に電流が走ったような快感がきた。
す、すごい・・・
生々しい感覚。
じわっと股はさらに濡れ、桃色の乳首はさらに濃くなった。
それを体を揺らしながら何度も繰り返す。

「ふ、ふわぁぁぁ・・・」

体中を快感が支配する。
体の神経全部が敏感になり、どこを触られても感じるぐらいだ。
男の比じゃない。

自分の体を見下ろすと、ぷっくらふくらんだ胸が小刻みに揺れ、そこからはがれたリンゴの皮のように胸パッドが揺れていた。
右手は純白のパンツにつっこまれ、その横では腰回りのフリルが主の豹変ぶりに動揺しているかのように揺れている。

「あああぁぁぁっっっ!!!」

ついに僕はイッってしまった。
股と胸がジンジンする。
体が熱い。
頭から氷水を掛けて欲しいぐらいだ。
僕はその場にひざまづいた。

「ハァハァ・・・」

僕の口からかわいい吐息が聞こえる。
僕は本当にウェイトレスの体でイッってしまった・・・
会ってまだ15分と経ってないウェイトレスの体で・・・



どのくらい時間が経っただろうか。
おそらく2、3分くらいだろう。
火照った体を冷やしていたら、僕の頭にも冷静さが戻ってきた。
あんまり長時間ここにいると、さすがに怪しまれるだろう。
とりあえずホールに戻ろう。

僕はやわらかい胸を側面からすくい上げ、はがれた胸パッドの中に元に戻し、髪を整えた。
ずり下がったニーソックスを引き上げ、制服の裾を引っ張ってしわを戻し、鏡の前で営業スマイルで微笑み、おかしいところがないかチェックする。
よし、大丈夫だ。

あとはスカートを履くだけと、床に落ちた緑色のスカートを拾おうとした時、いいことを思いついた。

スカートを履かずにホールに戻ってみようかなぁ・・・

この店の制服は腰からひざに掛けて長いレースが伸びていて、それがスカートのようになっていた。
だから正面だけトレイで隠してしまえば、あたかもスカートをはいているように見える。
よし、ちょっとドキドキするけど、僕はトレイで前を隠してホールに戻ってみた。


ホールはさっきと変わっていなかった。
サラリーマン二人組はあいかわらず商談中だし、パフェを注文した母娘は子供がパフェを食べるスピードが遅く、母親が手伝っていた。
自分の本体の座っているテーブルを見ると、イスの背もたれにだらんと首を置き、口をポカンと開けてバカ顔で気絶している。

カランコロン

その時、ちょうど入り口のベルが鳴り、若いカップルが入ってきた。
男の方は黒いジャケットにジーンズでバイクに乗ってそうな雰囲気。
女の方はエスニックな淡い茶色いワンピースで、どこにでもいそうな普通のカップルだった。
すぐに早歩きでレジの前に向かう。

「いらっしゃいませ」


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僕は自分が受けた時と同じように、見よう見真似でやってみた。

「おたばこはお吸いになられますか?」

「いや、吸わないけど」

男のほうがそう言った。

「それではあちらの席へどうぞ」

右手を曲げ、決めポーズをする。
カップルはちょっと不思議そうな目で僕を見ていたが、どうやら僕が履いてないことには気づいていないようだ。
正面からだとやっぱりバレないみたいだなぁ。


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一安心してレジからカップルを目で追うと、二人は母娘のテーブルを曲がり、僕の席のほうへ向かっている。
僕の席!?
ま、まずい!!
僕は慌ててカップルを追いかけた。

「す、すいませんお客様!こちらの席でよろしいでしょうか?」

「う、うん、どこでもいいけど」

ふぅ、カップルは僕の慌てた様子に驚いていたけど、なんとか僕の席の近くに座るのを阻止することに成功した。

「それでは、ご注文がお決まりになりましたらお呼びください」

怪しまれないように満面の笑みで微笑んでみせる。

「あの~ まだメニューが来てないんですけど・・・」

「こ、これは失礼しました!」

僕は慌てて仕切りで区切られた従業員スペースに行き、メニューと水を準備した。
だけど、トレイに乗せようとした時、重大なことに気づいた。
トレイを使うことはできない・・・
つまり片手しか使うことができず、メニュー、水、水と、テーブルと従業員スペースを計3回往復することになった。

カップルはやや怪訝な顔をしていた。
男の方の視線は痛くないが、女の方の視線は痛い。
女の子同士って普段は否定的な視線を差し向けたりしないから、女の子のちらちら気を遣って見るような視線が心に刺さった。


「それでは、ご注文がお決まりになりましたらお呼びください」

改めてその台詞を言い、一直線に自分の本体が寝ている席に向かう。
席の前でしゃがみ、あたかも地面に落ちている物を拾うフリをした。
周囲を見渡すと、カップルはメニューを見ており、他の客も誰もこっちを見てなかった。

よーし・・・

そのまま僕はテーブルの下に潜り込んだ。


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憑依のいいところは女の子に乗り移って好きなことができるところだけど、悪いところは元の体に戻った時の脱力感と虚しさだ。
だから少しでもその虚しさを軽減しないと・・・

目の前にはだらりと開いた男の足がある。
男の匂いがする。
普段は自分の匂いなんて気にならないが、自分から出る女の子の甘い匂いに慣れてしまうと、男のちょっとシャキッとするような匂いが新鮮だった。
女の子が男の匂いに惹かれる理由も少しわかった気がする。

僕はその奥に手を伸ばし、細い指で青いジーンズのチャックを開けた。
そしてトランクスの窓からブツを引っ張り出す。
他人の体から見る自分のブツは、ラバーが掛かった棒のような、血管が見えていて、まるで股から別の生物が生えているような、そんなグロテスクさを覚えた。

僕はその棒をしごいた。
この制服は手の平の下の部分まで生地が伸びているため、それと相まって気持ちよさそうだった。
自分で自分をしごいているという奇妙な感覚。

制服の腰回りから伸びるレースをつかみ、布巾でコップの口を拭くように丁寧にアソコをなでてみた。
先っぽから透明の汁が出始めた。
もちろん僕の本体はうんともすんとも言わないけれど、だいぶ気持ちよさそうだ。

パイズリもしてみたかったが、テーブルとイスの間の狭いスペースでは無理だった。
くわえてみるか・・・

「んっ・・・」

僕は自分で自分にフェラを始めた。
自分の体が小さくなってるせいか、自分のアソコを口にふくむと、意外に大きく感じた。
視界の隅で前髪が一定のリズムで揺れるのが見える。

はぁはぁ・・・最高だ・・・

こんなかわいいウェイトレスにフェラしてもらってる・・・
僕のアソコがかわいいウェイトレスの歯の裏と舌の間にある・・・
フェラしているんだけど、されているような、衛星同時中継のような、そんな倒錯感を覚えた。

「んぐっ!?」

突然のど元に熱い物が流れ込んできた。
それはどんなドリンクバーの飲み物よりホットだった。
せっかくなので僕は全部飲み込んだ。
気色悪かったが、彼女に自分の物を飲ませていると思うとうれしかった。


僕はテーブルの上に手を伸ばし、おしぼりを取って口の周りの飛沫を拭いた。
もう十分楽しんだし、そろそろこの体を返してあげるか・・・

僕はテーブルの下から出て、テーブルの上にある幽体離脱薬のビンから錠剤を一つ取り、水の入ったコップと一緒に隣のテーブルに移動した。
そして錠剤を水と一緒に飲み込む。
このコップは自分が口を付けたコップなので、ウェイトレスと間接キスしていると思うとうれしかった。

やがて目の前がかすみ、意識が遠くなった。
体がふわりと浮きあがり、目の前にだらりとイスにもたれているウェイトレスの姿が見えた。


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僕はそのままバックして、自分の体に戻った。
股が熱い・・・というかスースーする。
見ると、社会の窓が全開だった。
ついさっきまでかわいいウェイトレスが僕の足元にいたと思うと自分が王様になったような満足を覚えた。


ピンポーン

その時、店内にコールが響き渡った。
さっきのカップルが呼び出しボタンを押したのだろう。
その音でウェイトレスが目を覚ました。

「えっ・・・?」

ウェイトレスはしばらく頭を押さえていたが、やがて辺りをキョロキョロ見渡し、どうして自分がこんなところにいるのかわからない様子だった。
特にあのカップル客のほうを見ている。
一体誰が案内したんだろうと不思議がってるのではないか。

だが、さすがプロだ。
すぐに「ただいまお伺いいたします」と言い、客席に駆け付けた。

「ご注文をどうぞ」

テキパキと機械を出して注文を伺う。
だが、男のほうは目を丸くしてウェイトレスを見ていた。
女のほうも口を手で押さえ、唖然としている。

「あの・・・どうかなさいましたか?」

ウェイトレスは不思議がっている。
だが、カップルの視線の先が自分の股に向けられていることに気付いたようだ。
彼女はゆっくりと自分の股を見下ろした。
そして・・・

「きゃあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!」

周りが一斉に振り返るぐらいの大きな悲鳴を上げた。
なにせ純白のパンツ丸出しで接客してたんだもんな。
カップルの男のほうは顔は真っ赤だ。

「何事なの!?」

事務所からさっきのお姉さんが飛び出してきた。

「いやあああぁぁぁっっっ!!!」


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ウェイトレスはトレイで顔を隠し、制服の裾を引っ張りながら女子トイレに駆け込んだ。
穴があったら入りたい気持ちとはこういうことだろう。

「高井さん!!一体何があったの!?」

ウェイトレスを追ってお姉さんも女子トイレに駆け込んで行った。
客はみんな何が起こったかわからず困惑している。
ただ一人、犯人の僕だけが落ち着き払っていた。


ふぅ、さすがにここに長居する気は起きないな。
僕はこの混乱に乗じて何も注文せずにそそくさとレストランを出た。

さて、スッキリしたし、がんばって勉強に身を入れるか!
夏休みはやっぱり短い。

また勉強に疲れたら誰かに乗り移ってストレス解消しよっと。
今度はあのお姉さんに乗り移ってウェイトレスたちに理不尽な命令をしてみよっかな。

僕はうーんと背伸びをして予備校に向かった。



(『ウェイトレスへようこそ!!』おわり)


『ウェイトレスへようこそ!!(中編)』




ほ、本当に僕がこの店の制服を着ている・・・

わかりきってることとはいえ、何度やっても女の子に乗り移った直後の違和感は慣れない。
男に比べ、女の子の着ているものや髪は多彩だからなぁ。


さて、女の子に乗り移ってからすることと言えばただ一つ♪

「よし、誰も見てないな・・・」

僕は自分の胸に手を伸ばした。


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おっ、おぉ・・・!♪

つるつるした素材の生地が手に伝わってくる。
肩ひものないブラを付けているので、胸を下から押し上げられる感じで、ぷるんとした胸の形の良さがさらに強調されていた。
手を当てるだけで、カップの上からきれいに指が吸いつきそう。

こんな極上のおっぱいが、今僕の胸に付いてるんだ・・・



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とはいえ、他人から見られるかもしれないと思うと落ち着かなかった。

人目のつかない場所に行こう・・・

僕はトレイを拾い、背筋を伸ばしてパッと踵(きびす)を返し、従業員以外立ち入り禁止と書かれている店の奥へ入った。



店の奥に入ると通路があった。
左右を見渡し、人がいないことを確認する。
ときおり厨房の包丁の音が聞こえる。

胸の鼓動が速まってるのが自分でもわかる。
勝手に他人の体を使っているという罪悪感と、誰かに会った時うまく演じられるかという緊張感。
本来僕はホールにいるべき人間なので、もし他の従業員に出くわしたら「トイレ」と言おう・・・そんなことを考えながら通路を進む。


すると、事務所らしき部屋が見えた。
半開きになってるドアからそっと中をうかがう。
深緑の髪で紺色の服を着たお姉さんがデスクでカチャカチャとパソコンを打っていた。
美人なんだけど、敏腕秘書のような怖さがある・・・
幸い、パソコンに集中していてこちらに気づいていない。

今度来た時はあのお姉さんに乗り移ろうかなぁ。
あのお姉さんの笑顔見てみたいし・・・

そんなことを考えながら、抜き足差し足で事務所前を通過した。



そして僕は一つのドアの前で足を止めた。
そのドアには白いプレートに赤い文字で“女子更衣室”と書かれている。
女の子にとってそこは単なる、着替えて、おしゃべりして、物を置いておくだけの場所なのであろう。

だが、男にとっては違う。
そこはあらゆる男の夢とロマンが詰まった聖域(サンクチュアリ)なのだ。
その聖域を侵していい者は、生涯「変態」と後ろ指をさされても構わない覚悟がある者だけ。

ゴクリ・・・

僕は生唾を飲み込み、ドアノブに手をかけた。


ドアを開くと、ロッカーという名の銀色のモニュメントが立ち並んでいた。
シーンと静まりかえった少し冷えた空気が流れている。
よし、人の気配はない。

フゥ~

僕は一回深呼吸すると、適当に目の前のロッカーの一つを開いた。


ふわりと女の子の香りが舞う。
中には淡いオレンジ色のブラウスと、赤いスカートが掛かっていた。
誰のだろう?
一瞬さっきのお姉さんの顔が思い浮かんだが、あのお姉さんがこんなかわいい服を着るとは思えない。
とすると、この体かなぁ。
ま、どっちでもいいや♪
僕はブラウスに顔をうずめ、「う~~ん♪」と心地よく匂いを吸った。
ふわぁ~♪どうして女の子の匂いってこんなに人を幸せな気持ちにしてくれる匂いなんだろう♪

除湿剤の代わりを果たした後は、ハンガーに掛けられた服の下に置かれている茶色いブランド物のバックを開けてみた。
中には・・・バイトのシフトが書かれた手帳と・・・化粧ポーチと・・・おしぼり? タ、タンポン!

僕は慌ててバックの口を閉めた。
こ、これ以上他人の私物を詮索するのはやめよう・・・


と、いきなり隣に人が現れた。

「わっ!」

思わず仰け反ってしまう。
だが、それはよく見てみると鏡だった。

「なんだ、鏡か・・・」

ふぅ~と息を吐きながら額の汗を拭う。

元の体なら鏡を見て驚くことはないけど、まだこの姿に乗り移って間もなく、自分の体とは認識してなかったため、思わず驚いてしまった。


鏡かぁ・・・

鏡の中には当然ながらウェイトレスの女の子が映し出されている。
僕がニッコリ微笑むと、鏡の中の女の子も返してくれる。

「いらっしゃいませ」

と言うと、「いらっしゃいませ」と言う。
こだまでしょうか? いいえ、憑依です。

「お食事にしますか?お風呂にしますか?それとも・・・わ・た・し?キャッ///」

なんて言ってみる。
サイコーに気持ち悪いワンマンショー。
だが、鏡に映ってる女の子はサイコーにかわいい。


次に、鏡に向かっておしりを突き出してみる。


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そして、スカート越しにおしりを揉んでみた。
やわらかい・・・
それにフリルの感触も相まって・・・高級羽毛布団になでられている気分だ・・・



「ほんとかわいいよなぁ」

僕は頭の後ろで手を組んでみた。


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この格好で予備校に行けば僕が一番の美人かもしれない。
きっとクラスの女子はみんな僕の美貌に嫉妬するだろう。
そして、悪友たちは鼻の下伸ばして僕の一挙一動に注目するだろう。
フフフ・・・


クンクン・・・いい匂いがするぞ

いい匂いの発生源を探すと、それは脇だった。
緑色の曲線がきれいな孤を描いている。
脇パッドが入ってるんだろう。

男の汗の匂いがフェチな女の子はいるが、女の子の汗の匂いもいい。
普段女の子は香水とかで自分の匂いを隠しているから、それと本来の汗の匂いが混ざってナチュラルな香りがする。
しかも、男の汗のようなむさ苦しさはなく、清潔感があって、全然嫌な気がしない。
僕は自分の脇の下を手であおいで、残さず匂いを吸収した。


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せっかくだから・・・

僕は脇に指を突っ込み、脇パッドの隙間から汗をすくい取り、なめてみた。
しょっぱかった。
でも、うれしかった。
これが初恋の味かもしれない・・・


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この子の脇からアウトした物質を、この子の舌でレシーブする。
これぞ自然循環・・・リサイクルだ。
これをエコだと提案したら環境省から表彰してもらえるかも。
でも、日本で憑依できる人って限られてるから、あまりエコにはならないか。



さて、そろそろ本題に入ろう。
鏡に映る自分に見とれているとどうしても気になる部分がある。
それは男なら誰しも気になるであろう、スカートの中だ。


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といっても、もうすでに僕はこの子のパンツを履いている。
下半身に意識を集中させれば、それが男の時に履いているトランクスとは全然違うことはわかる。
感触としてはブリーフに近いが、モッコリしている部分がない分、より股に沿ってV字にキュッと引き締められている感じがする。


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でも、やっぱり生で確認しないとな。
僕は緑色のスカートに手を掛け、下ろした。
そして・・・かぶった!


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「ふおおおおおおぉぉぉぉぉぉっっっっっっ!!!!!!!! 前が見えないッ!!」



(つづく)

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