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『リアル憑依』 その5






「いい加減にしてよ!!」

痛みに耐えかねた桃子は、ひざで望を突き飛ばした。


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「いってー 何すんだよ」

「それはこっちのセリフよ! 一体なんなのよ!!」

桃子は目の前の受付の女性から、元彼のノブと同じ空気を感じた。
桃子とノブは三年前に出会った。
ノブはサッカーが得意で、なかなかのイケメンで、二人はお似合いのカップルと言われた。

しかし、昨年辺りからノブが浮気しているという噂が仲間づてで桃子の耳に入ってきた。
桃子がノブに直接問いただしても、彼ははぐらかしてベッドに誘うばかりで、次第に桃子の心は離れていった。
そういった「女は抱けば黙る」みたいに思っている男の空気、それが目の前の受付の女性から感じられたのだ。

(でもなぜ? チェックインした時は全然感じなかったのに・・・ まるで何者かに取り憑かれたみたい・・・)


「ベロチューさせろ!!」

立ち上がった受付の女性が再び襲いかかってきた!
桃子はとっさに襲われた時の護身術を思い出した。

「えいっ!!」


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桃子の蹴りが望の股間にジャストミートした。



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いくらまがい物のチンポとはいえ、パンプスで蹴られればその衝撃はそれなりのものだった。
さらに智宏がペニバンをきつく締め付けていたのも災いした。

「ーーっ!!」

望は股間を押さえながらその場に倒れ込んだ。


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この時、桃子は後先考えずに逃げて交番にでも駆け込めば良かったのである。
しかし、部屋に携帯やバックを置いてることを思い出し、しかしそれは鍵が無いので取り出せないことに気づき、逡巡してしまった。

「よくもやってくれたな!このアマ!!」

「きゃあ!!」

その隙に執念で立ち上がった望によりカウンターに押しつけられてしまったのである。


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「いいケツしてるじゃねぇか♪」



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望は桃子のショーパンに顔をうずめた。
女の子特有のおしりのやわらかさ、ふんわり感が頬に伝わってきた。

「う~ん 幸せ♪」

自分も同じようなおしりを持っているにも関わらず、鼻一杯空気を吸い込み、悦にひたっていた。
望はショーツごと桃子のショーパンをずり下ろした。

「いやぁ!!」


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「桃子ちゃんのおしりは桃色♪」

望の口から変態親父ギャグが出た。

「な、なにするの!やめて!!」


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望は桃子のふとももをつかんで慎重にペニバンの挿入位置を選んだ。
そして一気に挿入した。


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「うぐっ!?」

望の股間に奇妙な圧迫感が伝わってきた。
男のように生えているわけではないので、根元一点に力が掛かる。
腰を動かすたびに「ぐっ、ぐっ」という桃子の喘ぎ声と共に根元のバンドが少し浮き上がるのがわかった。

彼女の元々の夢は素敵なお嫁さんになることだった。
純白のウェディングドレスを着て、素敵な男性とバージンロードを歩く・・・
だが、今の彼女は腰を激しく突き動かし、男性そのもののアクションをしていた。
お客に笑顔を与えるどころか、恐怖と苦痛を与える存在に成り変わっていた。


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彼女のパンストはパンパンに擦り切れ、あちこちで伝線が起きていた。
これは元々動きより見た目重視で少し高めのパンストを彼女が購入していたからである。
まさかペニバンを付けて同性を犯すなど想定していなかったからだ。

望は少し腰を引いて、黒いペニバンを何度も抜き差しした。
そのたびに桃子のおしりとペニバンの先が糸を引いて狂おしかった。
一回抜くごとに次の挿入がしやすくなり、そのぬるっとした感触が気持ちよかった。


「すごい・・・ すごいよ望ちゃん・・・」

望の愛液はすでにパンストから染み出し、ペニバンまで到達していた。

「い、いやぁ!!」

もう少しで桃子も自分も絶頂に達しようとている時、突然意識が遠のくのを感じた。
(チッ、時間か。夢中になってすっかり忘れてたぜ・・・)
望の体から智宏の幽体が強制排除された。


「な、なにこれ!?」

意識を取り戻した望は、目の前の光景に驚愕を飛び越えた声を上げた。
自分の股から黒いまがい物のチンポが伸び、しかもそれがお客の女性のおしりにすっぽりと入っていたためである。


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「何やってるのよ!早く抜いてよ!!」

「は、はい!」

だが、元々チンポを持ったことのない望には抜き方がわからなかった。
左右に動いてみたが、つられて桃子のおしりも動くだけで抜けなかった。

「何やってるのよ!!」

その様子はまるで獅子舞のようだった。


ようやく腰をつかんで抜くことに気づいた彼女だったが、力加減がわからず、ドスンッと思いっきり後ろに尻餅をついてしまった。


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「きゃあっ!!」



『リアル憑依』 その4





智宏が憑依能力に目覚めたのは7年前のことだった。
土砂災害で近所の川が氾濫し、帰宅途中だった智宏は濁流に巻き込まれた。
救助隊に救出されるまでの時間、12分36秒。
正確に計ったわけではないが、押し流されている間の意識があるような無いような、自分が生きているのか死んでいるのかわからない感覚は幽体離脱している時の感覚に似ていた。

憑依能力に目覚めた智宏はどんな男でも最初考えるように、女子高生に憑依して女子更衣室に入って友達の着替えをのぞいたり、OLに憑依して会社の女子トイレでオナニーしたりした。
しかし、次第に物足りなくなってきた。
かといって、野郎と寝るのは御免被りたかった。

美男美女カップルの男の方に憑依してラブホに行ったことあるが、絶頂の時に自分でない自分の名前を呼ばれると急に萎えてダメだった。
女の快感を味わいながら、女を犯したい・・・
こうして彼がたどり着いたのが憑依ペニバンレズだったのである。
そのため、彼は常にビジネスバックにペニバンを携帯していたのだ(デデーン!)


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望に再憑依した智宏は客の女性を押し倒した。
(こいつ、矢神 桃子っていったなぁ。この体と同い年か・・・)
さっきカウンターの上の名簿を見たのだ。
職権乱用、個人情報保護の観点から望ましくないが、元々ホテルのフロント嬢ではない智宏にはどーでもよかった。

「なにすんのよ!!」

桃子が抗議の声を上げた。
(言葉遣い、雰囲気から頭良さそうなタイプじゃないな。高卒でフリーターやってて、ヤンキーの彼氏がいそうなタイプだ。だが、顔は悪くない・・・)
馬乗りになりながら智宏は吟味した。

(スタイルはどうかな・・・)
智宏は桃子の胸に手を伸ばした。

「ちょ、ちょっと!」


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しなやかな指先に乳房のやわらかさが伝わってきた。
ブラウス越しに軽く揉んでみる。
サラサラとしたフリルの生地が心地良かった。

「すげぇ、女の胸だ・・・」

「そんなに揉みたければ自分の胸揉めばいいでしょ!!」

「気の強い女だなぁ。だが、気の強い女も嫌いじゃないぜ☆」

かっこいい台詞を言ったつもりだが、女子高生が学芸会で無理やり男言葉をしゃべらされているような声にしかならなかった。

「んぐっ!?」


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智宏は唇で唇に栓をした。
女同士のやわらかい唇が重なり合う感触。
智宏の鼻にツンと桃子の化粧の匂いが流れ込んできた。
二人の衣服がカサカサと擦れ合う音がした。

(女の体で女とキスしている…)

憑依とレズという二重の背徳感が智宏の興奮を倍増させた。
胸同士が干渉してうまくキスできないため、智宏は体を少し上にずらした。
だが、これは別の問題をはらんでいた。


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「痛い!痛い!」

智宏の股から伸びるペニバンが彼女のおへそにめり込んでしまったのだ。
本物のペニスならこういう時、違和感や圧迫感で気づくが、ペニバンは痛覚や感覚を持たないので気づきにくい。
そのためズブズブと沈降していった。



『リアル憑依』 その3






その頃、ホテル3階の廊下を一人の女性が歩いていた。


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矢神 桃子(22)。
彼女はこの間、三年間付き合ってきた彼氏と別れたばかりだった。
その傷心を癒そうと、バンドをやってる彼女の高校時代の友人のマリコがライブを開いてくれたため、この地方都市に来ていた。

しかし、今日の彼女はツイてなかった。
ライブに着ていこうと外に干していた服が突然のどしゃぶりでずぶ濡れになり、電車は人身事故の影響で遅れ、さらにライブハウスの場所がわからず思いっきりライブに遅刻してしまった。
それでも、マリコ達は温かく迎えてくれ、ライブの打ち上げで元気をもらうも、終電の時間をうっかりしてしまい、駅までダッシュしたが、ホームで終電の後ろ姿を見送ることになってしまった・・・
そのため、やむえずこのホテルに泊まることにしたのだった。


(やっぱり頼れるのは女友達よねぇ。男なんてエッチのことしか考えてないし)


そんなことを考えながら、部屋に荷物を置き、飲み物でも買いに行くかと出たところ、部屋にルームキーを置き忘れたことに気づいた。
慌ててドアノブを回したが、オートロック式だったので後の祭りだった。

「ほんと今日はツイてないわ…」

彼女はしぶしぶエレベーターで一階に降りた。
フロントにはさっきの受付の女性がいた。
でもさっきと少し様子が違う。
椅子に座りながら、そわそわというかもじもじしていた。
(どうしたんだろう? ま、いっか)


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「あの・・・ すいません」

「・・・はい」

ワンテンポ遅れて受付の女性の声が返ってきた。

「部屋にルームキーを置き忘れちゃって・・・」

「・・・・・・・・・。」

しばしの沈黙。
(あれ? 聞こえなかったのかな?)
桃子がもう一度言おうとした瞬間、受付の女性が口を開いた。

「それじゃあ今夜は私と一緒に寝ませんか?」

「へっ・・・?」


(コンヤハワタシトイッショニネマセンカ??? 従業員用の部屋でも貸してくれるってことかしら?)

「あの・・・ スペアキーとか無いんですか?」

「スペアチンならありますよ♪」

(スペア賃? げっ、もしかしてスペアキー借りるにはお金取られるの!?)

「あの・・・ スペアチンってなんですか?」

「それは・・・」

そう言うと受付の女性は立ち上がり、おもむろにカウンターによじ登った。

「・・・!!」

桃子は絶句してしまった。
受付の女性の股間部分に信じられない物がついていたからだ。


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「どうだ、俺のチンポ立派だろ?」

受付の女性とは思えない言葉遣い。
腰に手を当て、まるで見せびらかすように張子の虎を突き出している。

「ウ、ウソ・・・」

桃子は言葉に詰まった。
女性が股に付けている物、それはペニスバンド、通称ペニバン。
主にM男がS女王様にしごかれる時に使われたり、レズプレイの際に使われるものだ。
でも、ホテルの受付の女性がどうして・・・


「このペニバンはな、俺がフルボッキしている時と同じ大きさに作られているんだ。つまり、俺が女になってる時に使うスペアチンってわけさ♪」

そう言うと、女性はうれしそうにペニバンの先っぽをスリスリした。
(な、なに言ってるのこの人!)

「わ、わたし、そういう趣味ありませんから!」

そう言って桃子が逃げようとすると「待てッ!!」と受付の女性がカウンターの上から飛びかかってきた。

「きゃあ!?」

桃子はフロントの床に押し倒されてしまった。


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