短編『取り憑かれたリポーター』



俺は幽体離脱して外へ出掛けた。
ぷかぷかと空中を漂っていると、ショッピングセンターの前の広場である一団を見つけた。


「今日は先月オープンしたばかりのショッピングセンターに来ております!」


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マイクを持った女性リポーターがそうしゃべった。
それを映すカメラマンと照明。
テレビの撮影か。


「このショッピングセンターは女性向けの店舗が多く入っており、女性に優しいショッピングセンターと聞いております!それでは早速利用者にお話をうかがってみましょう!こんにちは~♪」

そう言うと女性リポーターは通行人の若い女性に話しかけた。



「こちらはよく利用されるんですか?」

「えぇ、まぁ」

「ご家族と?」

「いえ、彼氏と」

「こちらは女性に優しいショッピングセンターと聞いておりますが、どうですか?」

「えぇ、いいと思います」

女性リポーターと通行人の女性のインタビューが続く。


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それにしてもあの女性リポーターかわいいなぁ。
清楚そうな髪型や服装、一生懸命な姿勢がたまらん。
俺の中で憑依願望が高鳴ってきた。

だが、周りにいるスタッフが邪魔だ。
あの男たちがいなければスムーズに憑依できるのに・・・


そうだ!
俺はいいことを思いついた。
こういう時こそ憑依能力をフル活用させてもらわなきゃな♪

広場の端には柵があり、その5,6m下には海が広がっていた。
俺はまずカメラマンに乗り移った。

「うおおおぉぉぉ!!!」

そして海のほうへダッシュし、ジャンプして柵を乗り越えた!
落下途中に体から抜ける。
こうすることで海面に叩きつけられる衝撃と冷たい感触を味あわずに済む。

同様の方法で、照明やプロデューサーっぽい人、スタッフ全員海に投げ込んだ。
女性リポーターと通行人の女はインタビューを止め、唖然とその様子を見ていた。

「大丈夫ですか!?」

女性リポーターが柵から顔を出し、海面をのぞきこむ。

「目黒さんが水に飛び込むなんて阪神の優勝以来だわ・・・」

そして何かひとりごとを言っていた。


さ~て、これで邪魔者もいなくなったことだし、思う存分憑依できるぞ!!
俺は女性リポーターの体に飛び込んだ!

「うっ!」

「どうしたんですか!?一体何がどうなって・・・」

俺を心配してインタビューを受けてた女が話しかけてきた。

「すげぇ、これが俺の体か・・・」


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俺は自分の胸を触ってみた。
フリル越しに自分の胸を揉んでみるってのも悪くない。

「うっそ・・・」

豹変した俺の様子に通行人の女は絶句していた。


「なに見てんだよ? お前の胸も揉ませろ!!」

「きゃあっ!や、やめてください!!」


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パーカーの上から通行人の女の胸を揉む。

「ふ~ん、俺のよりはでかいな。だが無意味だ」

女が女にセクハラしている。
俺はついでに胸を揉みながら女の髪もクンカクンカした。


「どうせブラジャーで水増ししてるんだろう? ブラよこせ!!」

俺はそう叫ぶと、パーカーの裾から中に手を突っ込み、女のブラジャーをはぎとった。

「きゃあ!!」

女が女のような叫び声をあげる。
自分も女だからもう何がなんだかわからない。


俺ははぎとったブラジャーを服の上から装着した。

「ほら、やっぱり。俺でもこのブラジャーをつければ大きく見えるぜ」

「やめてください・・・返してください・・・」

女は地面にうずくまっていた。
俺はスカートを脱ぎ捨て、隠し持っていたペニバンをパンスト越しに装着した。

「ふぅ、やっぱりチンポがあるほうが落ち着くなぁ」


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「今日は彼氏の代わりに俺が入れてやんよ!」

俺はそう言うと、女のバックに回り、ショーツをひざまでずり下ろした。
そして、フリーになったゴールに人工のペニスをシュートした!
超エキサイティング!!

「いやあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!」


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女性リポーターが通行人の女を犯している。
常識では絶対考えられない光景。
俺がペニバンを出し入れするたびに、パンパン!と軽快な音が鳴る。

「け、警察呼びますよ!!」

入れられながらも、女はうらめしそうに横目で俺をにらみつけた。

「へっ、呼びたきゃ呼べばいいさ。駆けつけた警官が男だったら俺はこの体から抜ければいいだけの話。婦警だったらそっちに乗り換えて続きをするだけさ」

「こ、この・・・女の風上にもおけないアバズレ女!!」

「せめて暴レズ女と呼んでくれ」


女は絶頂と精神的ショックからか、その場に気絶してしまった。

「ふぅ・・・」

女のおしりからゆっくりペニバンを抜く。
女のおしりと俺のペニバンの間には糸が引いていた。

「さ~て、十分に楽しんだことだし、そろそろこの体から抜けるかな」

俺は女性リポーターの体から抜けた。


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女性リポーターはバタッとその場に倒れた。




やがて意識を取り戻し、変わり果てた状況に驚いていた。

「ウソ・・・ちがう・・・私じゃない・・・」

女性リポーターはひとりごとを言っていた。


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だが、血を流している人間と、その横に包丁を持った人間がいたら、誰だって被害者と犯人と思うはず。
同様にショーツをずり下ろされて気絶している女と、ぺ二バンをつけている女がいたら、誰だって被害者と強姦魔だと思うだろう。

海から上がってきたびしょぬれのスタッフたちも呆然とその様子を見ていた。
その後、彼女の姿をテレビで見た者はいない――


(おしまい)




【あとがき】

今年も憑五郎は平常運転です。

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