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信太郎シリーズ『美容室(前編)』



俺の名前は信太郎。
地方の大学に通う平凡な大学生だ。
見上げる空は雲一つない青空だが、俺の心はどんより曇っていた
俺は今、サークルに行きづらくなっているのだ・・・


それは4日前のことだった。
うちの大学に所属するサークルは月に一度活動報告書を提出しなければならず、その日はその提出日だった。
活動報告書によりサークルごとの年間の予算や部室が割り当てられ、長期間提出を怠れば廃部もありえる大事な物だった。
俺の所属しているサークルでは持ち回りで出していて、今月は俺が当番だったのである。

だが、こういう日に限って移動教室が多かったり、教授につかまったりして、気づいた時には夕方だった。
やべっ!あと10分で窓口が閉まってしまう!!
うちの大学、変なところで時間に厳格だからなぁ。
しかし、次の授業は大事な授業内テストがあり、遅れるわけにはいかない。
どうしようか廊下で頭を抱えていると・・・

「あ、信くん」

同じサークルで幼なじみの優里が通りかかった。
ラッキー!
俺は渡りに船と、優里に活動報告の提出を頼んだ。

「え、え、ちょっと・・・」

優里は戸惑っていたが、急いでいた俺は「じゃあ頼むな!」とダッシュで立ち去った。


翌日、サークルに足を運ぶと女子部員の一咲(かずさ)が不機嫌だった。
なんでもあの後、優里は俺の頼みを聞いたために次の授業に遅れたらしい。
幸い同じ授業を取っていた一咲にノートを見せてもらって事なきを得たようだが、一咲は「女の子に一方的に仕事を押し付けて自分は逃げるなんてサイテー!」とたいそうご立腹だった。
ちなみに当の優里は「いいよいいよ、気にしなくていいよ」とやさしかったが、一咲にはその日は一切口を聞いてもらえなかった。

このままじゃまずいよなぁ・・・
その晩、俺は寮のベッドに寝そべりながら考えた。
明日ちゃんと二人に謝ろう。

翌日、俺は授業が終わった後、部室に足を運んだ。
だが、どういう風に謝ろうか頭がいっぱいで見えていなかったのだ。
女子用の部屋の扉の前にかかっている「着替え中」の札が・・・
上着をブラジャーの上までたくしあげた優里と一咲は目を見開いて驚いていた。
俺も一瞬氷ついてしまった。
こうして俺は自ら誤解を広げてしまったのである・・・


次の日。
このままサークルに行きづらくなるのも困る。
今日こそはちゃんと説明して誤解を解こう!
幸い今日は土曜なので午前中しか授業がない。

授業を終えた俺は学食で腹を満たすと、サークル棟に向かった。
部室に入ると、優里と一咲が楽しそうにおしゃべりしていた。
だが、一咲は俺に気づくとキッと俺をにらみつけてきた。

「何か用かしら変・態・さん」

うっ・・・やっぱり完全に誤解されている

「ち、違うんだ!これには訳があって!!」

「なんの訳かしら。女の子に用事を押しつけて、おまけに着替えをのぞくなんてほんとサイテーな男ね!」

「そ、そうじゃなくって・・・」

「帰りましょ、優里」

そう言って一咲は優里の手を引いて部室を出て行ってしまった。
優里は俺に悪いと思いながらも、一咲の気迫に負けてオロオロと引っ張られている様子だった。


あちゃー
ダメだ・・・完全に誤解されている・・・
俺はサークル練の男子トイレで小便をしながら考えていた。

これじゃあまともに話を聞いてもらえそうにない・・・
このまま一咲に嫌われれば、女子の間で悪い噂が立って俺の評判に爆弾マークが灯ることも・・・

どうすればいいんだ・・・
そうだ!こういう時こそ幽体離脱能力だ!!
俺は昔からなんの取り柄もないが、ある日交通事故のショックで、幽体離脱して他人に乗り移れるという特殊能力に目覚めた。

よし、そうと決まれば急がねば!
のんびりしていたら一咲を見失ってしまう。
俺は図書館に駆け込んだ。


図書館2Fの自習室。
あちこちからカリカリと鉛筆の走る音がする。
クーラーが効いていてめちゃくちゃ涼しい。

俺はその自習室の一番目立たない奥の机につき、適当にノートと筆記用具を広げた。
そして、その上に顔を伏せ、全身の力を抜いた。
まるで海の上で浮き輪につかまっているとように、フワ~と体が浮き上がる感覚がし、眼下には机に伏せて寝ている自分の姿が見えた。
よし、幽体離脱成功だ!

一咲はまだそう遠くに行ってないはず・・・
俺は窓ガラスをすり抜け、校門めがけ飛んでいった。


くそっ、見当たらない・・・
見失ってしまったのか・・・
俺はダメ元で大学に一番近い駅に向かった。

「いた!!」

駅の前の歩道を歩いている一咲の後ろ姿を見つけた。
どうやら駅で優里と別れ、一人らしい。
これはチャンスだ!
俺は彼女の近くに降下し、後をついて行った。

茶色いボブカットにショートパンツにレギンス姿。
歩くたびにショートパンツに包まれた小ぶりなおしりが揺れている。
そういえば、こうして一咲と1対1で向き合うことなかったなぁ。
一咲とは高校まで学校が違い、大学のサークルで知り合った。
両親は公務員らしく、授業をサボることもないし勉強もできる。
見た目も悪くなく、どこにでもいるイマドキの女子大生の中じゃ上の方だろう。
いかんせん気の強さが彼女のかわいさを半減させていた。


さて、どうやって誤解を解くか・・・
一咲に憑依しても意味が無い。
なぜなら、憑依すると体の持ち主の意識は眠ってしまうからだ。
眠っている人に説得をしても馬の耳に念仏だろう。

そんなことを考えていると、一咲はクイッと方向を変え、一件の美容室に入っていった。
俺も慌てて後を追い、ドアをすり抜けて中に入る。


「あら、いらっしゃい 一咲ちゃん♪」


biyoushi1.jpg


おっ!
俺は思わず声を上げてしまった。
きれいな美容師のお姉さんが笑顔で彼女を迎えたからだ。

「こんにちは、梨花子さん♪」

一咲の表情もパッと明るくなった。
お互い名前を知っているということは初めてじゃないよな。
行きつけの美容室ってところか。
店の中は清潔で、ところどころレンガ作りの箇所や花瓶があり、女性向けの雰囲気だった。

「ちょっと待っててね♪」

そういうと美容師のお姉さんは慣れた手つきでササッと前の客をさばいた。
たしか梨花子さんっていったな。
年は20代後半~30代前半といったところか。
結構・・・というか、かなり美人だ。



「ありがとうございました~♪」

梨花子さんが前の客を見送ると、店内には一咲と梨花子さんの二人だけになった。
正確に言うと俺もいるが、生身の人間からは幽体の俺の姿は見えないのでいないのと同じだろう。

「どうぞ~♪」

梨花子さんに案内され、一咲はイスに座った。
梨花子さんが一咲の体に髪が落ちないための布を巻いていく。
俺は斜め上空からその様子を眺めていた。
どうせ姿は見えないので別に真後ろにいてもいいのだが、なんか鏡の前にいるのは気が引けたのだ。

「大学の帰り?」

「ええ、はい」

「そう」

そう言って梨花子さんはニコッと笑った。
素敵な笑顔だ・・・
温かみがあってとてもチャーミングだ。

「じゃあシャンプーするわね♪」

梨花子さんはそう言うと、スイッチを押してイスの背もたれを倒し、一咲の髪を洗い始めた。
うらやましいなぁ・・・
きっと一咲の位置からは梨花子さんの下乳が拝み放題だろう。


やがてシャンプーが終わり、ドライヤーが当てられ、ヘアピンで軽く前髪が止められた。


biyoushi2.jpg


「今日はどんな髪型にする?」

「いつもよりサイドを少し短めでお願いします」

「はいはい~♪」

こうしてカットが始まった。
梨花子さん、気さくでいい人そう。
それにしてもこんなにリラックスしている一咲は初めて見たなぁ。

一咲は同性に対しては優しいけれど、異性に対しては厳しいとこがある。
おそらく「男は狼なのよ」と考えているたちなのだろう。
だから女だけになると警戒感が消えてこうなるのかぁ。

もし俺が女だったら素直に話を聞いてくれるかもしれない・・・
ゴクリ・・・
俺の視界にハサミを動かす梨花子さんの姿が映った。


梨花子さんの体を借りればうまく一咲を説得できるかも・・・
俺は梨花子さんの背後に近づいた。
白いブラウスに包まれた背中がきれいな弧を描いていた。
話題は近所のお菓子屋のことに移っていた。

「あそこのスイーツおいしいよね~♪」

「私あそこのモンブラン大好きなんです!」

女同士だからかガールズトークが盛り上がる。
あいかわらず一咲は普段俺には見せない柔らかさを出している。
その柔らかさを1%でも俺に見せてくれたら・・・
と、梨花子さんが後ろの台へ道具を取りに離れた。

今だ!!

俺はすかさず梨花子さんの背中に飛び込んだ。

「!?」

梨花子さんは目を大きく開き、台に手をつき仰け反った。
声を出さなかったのが幸いだった。
一瞬のうちに梨花子さんの意識に俺の意識が上書きされる。

ゆっくりと自分の体を見下ろすと、そこにはレースのボタンを盛り上げるふっくらとした胸と、スカートとニーソックスの間からのぞく絶対領域が存在した。

ゴクリ・・・

思わず生唾を飲み込む。
梨花子さんのきれいなのどを俺の唾が通っていく。
俺はスカート越しに自分の股間を触ってみた。
一咲には背を向けているため見られる心配はない。

スカートのつるっとした肌触りの奥には何の突起物も無かった。
俺は今、この美容室の店主、梨花子さんなんだ・・・
うひょ~♪


おっと、あんまりゆっくりしていると怪しまれてしまう。
俺は梨花子さんが取ろうとしていたハサミをつかんで席に戻った。

一咲は座ってじっと待っていた。
どうやら怪しまれてはいないようだ。
目の前に一咲の少しパーマのかかった後ろ髪と、いい匂いがした。
普段こんな至近距離に近づくことはないのでドキッとした。
正面の鏡には一咲の姿、その後ろに美人の俺の姿が映っていた。
へへっ、なんか不思議な感じだ♪


俺は意識をボーッとさせた。
こうすることで体が覚えていることを引き出すのだ。
例えば自転車をこぐ時にいちいち「右のペダルを踏んで、左のペダルを踏んで・・・」と考えている人はいないだろう。
それと同じように人間には無意識のうちに体が覚えていることがある。

そうすると俺の手は自然に梨花子さんのようにハサミを動かせていた。
きれいな手だ・・・
白く美しい手で一咲のちょっと天パーの入った髪を切っていく。

体の要求に従って、今度はくしを動かす。
俺には美容の知識は全く無いが、その手先の動きはなめらかで、まるで本物の美容師のようだった。
って体は本物の美容師だからなぁ

よし、これなら大丈夫そうだな♪
せっかくだからあれを聞いちゃおう♪


「ねぇ、一咲ちゃん♪」

俺はにっこり微笑みながら話しかけた。

「はい、なんですか?」

「スリーサイズ教えて♪」

「ちょ、ちょっといきなりどうしたんですか!」

男の体で言ったら絶対「死ね!スケベ!!」と罵倒してくるはずだが、今の一咲は顔を赤くしながら動揺していた。

「だって一咲ちゃんスタイルいいし~♪」

「そんなことありません!梨花子さんのほうがスタイルいいじゃありませんか!」

たしかに・・・
自分の体を見下ろす。
胸もくびれも素晴らしい。
おしりはどっこいどっこいといったとこか。
自分が一咲よりスタイルいいなんて変な気分だ。

「いいじゃない女の子同士なんだし~♪」

俺は一咲の髪を軽くかきあげながらそう言った。

「もう・・・」

一咲は顔を紅潮させて押し黙った。
いくら女同士でもさすがにこれは教えてくれないか・・・
と思った時、一咲がボソッとつぶやいた。

「上から83、61、85です・・・」

「ぶはっ!!」

俺は思わず鼻血を出して後ろに倒れそうになった。

「ちょ、ちょっと!大丈夫ですか梨花子さん!?」

「え、えぇ・・・大丈夫よ ぐふふふ」

「ぐふふふ?」

やべぇ・・・
一咲のスリーサイズ聞けちゃった・・・
しかも恥ずかしがりながら答える一咲、めっちゃかわいい・・・
やべっ、勃起しそう!
俺は思わず片膝を立てた。

・・・って、ちんちんがねぇ!!


(つづく)


(※画像は加工可能なフリー素材を使いました)


コメント

No title

憑依大好きv-238

No title

>無名さん
どうもコメントありがとうございますm(_ _)m
僕も憑依大好きですO(≧∇≦)O
一日2時間は憑依妄想してます♪

昨日はピアノ教室のおっとりした女性の先生に憑依して、教え子の女の子にセクハラをする妄想をしてました♪

「ここはこうよ・・・」

と鍵盤を触るふりをして教え子の胸を触りました。
最後は黒ストッキングの上からペニバンを付けて、教え子をバックからガンガン突きました。
教え子は鍵盤に手をついていて僕が腰を動かすたびに音が鳴っておもしろかったです♪
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