『リアル憑依』





ここはとある地方都市のホテル。
近くにテーマパークがあり、連休などはレジャー客でにぎわうが、今日は平日とあって空室が多かった。
そのフロントに一人の女性が立っていた。


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五百川 望(22)。
彼女がホテルのフロントを目指したのは、幼い頃テーマパークで過ごした体験からだった。
夢のようなアトラクションと従業員の笑顔に感激した望は、将来他人を笑顔にすることができる人間になりたいと思った。

そして、地元の小・中・高を卒業した望は、専門学校を出てこのホテルに就職した。
彼女は真面目で礼儀正しく、先輩、同僚、お客から好かれていた。
すでにこのホテルに就職し二年目に入り、仕事も板についてきた。


時刻は午後11時過ぎ。
ホテルのロビーに一人の男が入ってきた。
彼の名は柳道 智宏(30)。

食品会社に勤める彼は研修でこの地方都市に来ていた。
彼は内心イライラしていた。
研修で疲れているのもあるが、その後の飲みの席で役員から「いい年してまだ結婚してないの?」となじられたからだ。
仕事ができなくて攻められるならまだわかる、だがプライベートのことで言われるのは納得いかなかった。
それでも彼は感情を表に出さずに極めて紳士的、極めて紳士的にフロントに向かった。


「いらっしゃいませ」

望がきれいな45度のお辞儀で迎えた。
智宏は財布から会社から支給された券を出す。
望はそれを受け取り、ルームキーと交換する。

「ごゆっくりどうぞ」

おそらく彼らの長い人生の間で接するのはこの時ぐらいだろう。
普通ならば。
しかし、智宏は憑依能力者だったのである(デデーン!)


エレベーターに向かいながら智宏は思った。
(さっきの子かわいかったなぁ・・・よーし♪)

智宏はエレベーターの前で曲がり、トイレに向かった。
そして一番奥の個室に入った。
ビジネスバックから袋に入ったある物を取り出し、上の小さな棚に置いた。
中に入ってるもの、それはペニスバンド、通称ペニバン。
しかも中は空洞型ではなく、普通に考えれば男性器を持っている智宏には不要な物であった。

(セット完了っと)
何食わぬ顔でトイレを出た智宏はエレベーターで昇り、部屋に入った。
スーツを脱ぎ、熱いシャワーを浴びた後、ベッドにダイブするといい具合に眠気が襲ってきた。
(しめしめ・・・)

体の力を抜き、幽体離脱した智宏は階段を使って下に降りた。
エレベーターを通ったほうが速いと思うかもしれないが、前に彼はそれで誤って掃除のおばちゃんに憑依してしまった失敗があるからである。
それに幽体なので階段を使っても体力を消費しないという利点もある。






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「いらっしゃいませ」

一階のフロントでは望が女性を接客していた。
(やっぱりかわいいなぁ・・・)
それを幽体で見つめながら、やはり清楚でかわいいと確信した。

女性客がエレベーターで上がったのを確認すると、すかさず智宏は望に憑依した!

「望ちゃんって言うのかぁ」

胸のネームプレートを見ながら望がニヤニヤし始めた。

「さてと・・・」

望は勝手に持ち場を離れるとトイレに向かった。
しかもそれは女子トイレでなく、男子トイレだった。

「小便くせぇなぁ…」

さっきはあまり気にならなかった臭気が鼻を突いた。
一番奥の個室に入り、鍵を掛ける。
そして棚の上を見上げると、そこにはさっき智宏が置き残したペニバンがあった。

「ヒヒヒヒ!!」

フロント嬢にあるまじき奇怪な笑いを浮かべた望は、おもむろにスカートを脱ぎ出し、パンスト越しにペニバンを装着した。
漆黒のベルトをカチッと留め、最後に腰の後ろから股を通して前に回し、三点で固定する。
気がつくと、望の股間には立派なイチモツが屹立していた。


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望はそのまま男子トイレを出た。
誰かとすれ違わないかと不安だったが、元々平日で客が少なく、しかも夜遅くとあって杞憂に終わった。


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(くっ…なかなか歩きづらいなぁ)

一歩一歩踏みしめながら進む。
というのも、おっぱい、ペニバン、ハイヒールと体の重心が前に集中しており、気をつけて歩かないと前につんのめりそうだったからだ。
(かつてフランスのルイ14世は「朕は国家なり」と言ったそうだが、それ風に言うならさしずめ「朕は女なり」ってところか…)

そんな意味不明なことを考えながらようやくフロントにたどり着いた望は、ドスッと椅子に尻もちをついた。
ここまで来ればカウンターに隠れて下半身は見えない。
それをいいことに望は、右手でペニバンを左手でおっぱいを揉み始めた。


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「ハァハァハァ…」

右手はともかく左手は確実に快感を誘発しつつあった。
男を知らない胸を、男の魂が入った自分が揉む
食う側の狼と食われる側の羊が一心同体になった状態だった。

それにしてもすごい光景だな…
自分の体を見下ろしながら望は思った。


花も恥じらううら若き乙女がフルボッキしてる…
花も恥じらううら若き乙女がフルボッキしてる…
花も恥じらううら若き乙女がフルボッキしてる…


そのギャップだけでごはん一杯イケそうだった。
ごはんはオカズ! オカズは自分!!

コメント

No title

オカズは自分(女)って最高です!v-238

No title

>チラさん
いつもコメントありがとうございます♪
僕はペニバンレズが好きで、そういったイラストをオカズによくするのですが、そうやって抜いてると自分の股に付いてるブツがペニバンに思えてくるんですよねw
この錯覚みたいな感覚をうまく言葉で表現できないのが歯がゆいですが(苦笑)

「本物がすべて正しくて、偽物がすべて悪なのか?」(by レイ・ザ・バレル)というようにペニバンというのは本物を凌駕するポテンシャルを持っていると思います。
だから女の子に憑依する時はペニバンを持参することをオススメします。
女の子の体で“珍“体験ができますよ♪

No title

やはりそうですね(^^
僕は匂いフェチです。女の身体を憑依して女の甘い体臭をよく味わうのです…
もちろんレズも好きですw

歩きづらさの表現が巧みすぎて笑

効果音の感じもなんか好きですw


あー、にしても、憑依して好き勝手しちゃうのって、もうたまりませんね(≧∇≦)


自分はよくワームの擬態妄想ばっかりしてますが、憑依もいいですね!


そういえば、擬態シリーズの続編も期待してますw

最近、憑五郎さんみたいに上手くかけるか分からないけど、自分も妄想書きたくなってきちゃいましたww

No title

>チラさん
そうでしたか、僕も匂いにそそられます(^^)
やはり男性と女性では嗅覚も違いますもんね。
本文中でも『智宏が男子トイレに入った時、なんにも感じなかったけど、望に乗り移って入ったらおしっこ臭さを感じた』という描写をしています。
逆に女子トイレに入った時の違和感は無くなるのでしょうか。
興味深いところです

No title

>美女擬態希望さん
ありがとうございます(^^)
歩きづらさがうまく伝わってとてもうれしいですwww

僕も元々憑依好きではなくて入れ替わり好きだったんですが、高校の時にネットを始めて、Tiraさんの作品に出会って目覚めましたwww
逆に擬態出身者というのはかなり珍しいと思うので、ぜひ書いてみるといいですよ。
とにかく恐れず作品を発表することです。
最初は慣れなくても、書いてるうちに上達していきますから。
まぁ、何年経っても文章力が上がらない僕が言っても説得力ありませんがw
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