脳内PSvitaゲーム 第6章




気がつくと俺は公園に来ていた。
とにかく人間の足音や小動物が怖かった。
物陰に隠れながら移動しているうちに公園に来てしまったらしい。

「カー! カー!」

うおっ!?
遠くでカラスの鳴き声がするだけで心臓が止まりそうになる。
くそぅ… これじゃあ本当に日陰者じゃねぇか…
早く人間に戻りたい…


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その時、ベンチで眠っているおっさんを見つけた。
年は50代ぐらいだろうか。
紫色のスーツにでっぷりしたお腹。
疲れているのだろうか? 熟睡しているように見える。

本来なら脂っぽいおっさんに乗り移るなんて死んでも嫌だが、ゴキブリよりはマシだ!!
俺はベンチの足をよじのぼり、背もたれを伝っておっさんの口めがけ飛び込んだ!

「んぐっ!?」

次の瞬間、唇に異物が乗っている感触がした。
慌てて払いのけると、さっきまで俺だったゴキブリはパニくりながら草陰へ逃げて行った。
長生きしろよ…


じっと手を見る。
指が5本ある…!
ちゃんと手足が二本ずつある!

「ビバ!人間の体♪」


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俺はうれしさのあまり、思わずでっぷり膨らんだ太鼓腹をPON!と叩いた。
これでもう人間の足音や小動物に怯える必要はない♪
いろいろあったことだし、とりあえず自分のアパートに戻るとするか…






「社長、こちらにおられましたか」


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公園を出て歩き始めてすぐ、突然変なおっさんに話しかけられた。
バーコード頭で腰の低そうなおっさんだ。
まぁ、俺もおっさんなのだが…
社長? 社長って俺のことか?

「さあさあ社長、社に戻りましょう」

お、おい…
俺は半ば強引に高そうな車に乗せられ、連れていかれた。







車は繁華街の一角のモダンな建物の中へ入って行った。
なんだここは?

「社長、お帰りなさいませ♪」

ロビーに連れられると、美人の受付嬢が折り目正しいお辞儀をしてきた。
やっぱり俺は社長なのか…
俺がこんな立派な建物の会社の社長なんて…ゴキブリから社長へ大出世だな


さらに奥に連れられると、薄暗い開けたスペースが現れた。
天井にはいくつものライトがまぶしい。

「ハイ~ イイヨイイヨ~」


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その下で女性カメラマンがカメラを構えていた。
ここは…撮影スタジオか… ん?


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…!!
俺の中で赤い実はじけた。
カメラの前でポーズをとっている女性、超かわいい!
たおやかで、清楚で、フェミニンなブラウスもよく似合っている。
俺の好みにドストライクだ!

「どうやらお気に召したようですな♪ 望月君!」

俺の部下っぽいおっさんがそう叫ぶと、女性が駆け寄ってきた。

「こちらが野村社長だよ」

「はじめまして。新人モデルの望月 泉と申します。ふつつか者ですが、よろしくお願いいたします」


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そう言うと彼女はスカートの前で手を合わせ、深々と頭を下げた。
その動作も優雅でかわいらしかった。
間近で見るともっとよくわかる。
ぷにぷにとした二の腕、形の良い胸、きれいな脚…

久々に股間に突起物がある感覚を覚えた。


コメント

No title

キタ──ヽ('∀')ノ──!!

Gからの、おっさん(社長)からの〜( ̄▽ ̄)

No title

>チラさん
クルーーヽ('∀')ノ──!!

No title

>美女擬態希望さん
ハイ、ポイポイポイポポイポピ~!
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