脳内PS vitaゲーム 第8章




パシャ パシャ

スタジオにシャッター音が響き渡る。

「あは♪」


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俺は新人モデル・望月 泉として撮影を続けていた。
ビーチのパネルを背景に、男の時にやったら「キモい」と嘔吐されそうなブリっ子ポーズをとる。
いや、むしろとらないといけないのだ。
そのたびに「イイヨ~ イイヨ~」とカタコトのカメラマンからOKコールが入った。


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(き、気持ちいい…)

見られることがこんなに気持ちいいなんて…
女性スタッフも男性スタッフにもチヤホヤされる。
こんな「世界に受け入れられている」感覚は小学生以来だ…

ジワッと股間が濡れた気がした。
男の時と違って余計な物が付いてないため、その濡れ具合はダイレクトに伝わった。
エロ本を見たわけでもないのに、こういう風に興奮を感じるのは自分でも驚いた。
「男は体で感じ、女は心で感じる」というのはこういうことか…


「オツカレサマー」

撮影が終わったらしい。
女性スタッフが俺にダウンのようなものを掛けてくれて、男性スタッフが飲み物を持ってきてくれた。

「えへへ ありがとうございます♪」

俺が微笑むと、周りの空気もほがらかになる。
美人ならこの世は天国♪

「コレ キネンニ アゲチャウワ☆」

カタコトカメラマンが何かを差し出した。


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望月 泉のポラロイドを手に入れた!
テレッテレテレレ~♪(SE)
よし、今夜はこれをオカズにオナニーするか☆

俺は控え室でスタイリストのおねーさんに私服に着替えさせてもらった。
水着を脱ぐ時にしみが出来てないか念のため裏側を確認したが、肌色のスポンジがうまく吸い込んでくれたみたいで大丈夫だった。
あ~あ、それにしてもこの水着返さないといけないなんてもったいないなぁ…
ネットオークションに出したら高く売れそうなのに…

「お疲れさまでした〜☆」

男の欲望をかわいい笑顔の下に隠して俺は控え室から出た。
後片付け中のスタジオを抜けていると、突然バーコード頭から呼び止められてビックリした。

「やぁ、望月君。またよろしく頼むよ」


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「は、はい。お疲れさまでした〜」

俺は当たり障りのない返事をしてその場を切り抜けた。
ふぅ~ また「社長、どちらへ?」なんて言われないかヒヤヒヤしたぜ。
そういえば、あの社長はどうなったのかな?
建物を出るついでなので、社長室の前を通ってみた。

「ハハハ!」

「もう社長にゃんったら~♪」

社長室のドアの向こうから楽しげな声が聞こえる。
ロリコン・野村社長と性悪女・上野 愛乃だ。

(一生やっとけ!)

俺は心の中でそう呟きながら、ドアの前を通り過ぎた。


エントランスを抜けると、すっかり外は暗くなっていた。
「う~ん」と背を伸ばしながら外の空気を吸い込む。
それに連動してやわらかい胸がせり上がり、毛一本ない腋が露呈する。

(自由だ!)

身も心も軽い。
自然と歩道に降りる階段の足取りも軽くなった。
これはさっきまで撮影をしていたからか、それともこの体に染み付いている癖なのか。
つい手が女の子走りみたいになってしまった。

紐付きの黄色のエナメルのパンプスに、白く短いレースソックス。
春の女子大生みたいな足元だ。
ヒールは接地面積が広いタイプなので意外に歩きやすい。

(さ~て、この子の家へ行ってオナニー三昧といくか♪)


「ちょっと、どこへ行くつもり?」


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と、突然声を掛けられた。
見ると、スーツ姿の女性がこちらを見ていた。
年齢は30前後だろうか、大人の雰囲気をまとっている。

「さぁ、次の仕事に行くわよ」

「え、えっ!?」

俺は腕をつかまれ、強引に車の後部座席に乗せられた。
慌ただしく車が出発した。


「まったく遅いじゃない」


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車のスピードが安定するなり悪態をつかれた。

「す、すみません…」

とりあえず謝っておく。
それにしてもこの人は誰なんだろう…?
もしかして…この子のマネージャー?

「私があそこの社長嫌いなこと知ってるでしょ?」

「えっ…?」

「女を性的な目でしか見てないスケベじじいよ! この前あいさつに行ったら嫌らしい目つきで全身見られたあげく、食事に誘われて。あのバーコード頭が取りなしてくれなかったら危なかったわよ!!」

「はぁ…(やっぱりバーコード頭なんだ…)

「だったら終わったらさっさと出てきてよ!ほんとあなたのマイペースさには呆れるわ…」

そう言って「ハァ…」とため息をつかれた。

(うぅ… そんなきつい言い方しなくても…)

さっきまでちやほやされていた分、「(私今機嫌悪いの!だから言うこと聞いて!!)」みたいなヒステリックな生理中の女のような言動が身にこたえた。


とにかく、この子のマネージャーか監督者であることは間違いなさそうだ。
この子とは違う、妖艶な香水が車内に充満していた。
この車はどこへ向かっているんだろう…

「あの… 次の仕事とは…」

俺はおそるおそる聞いてみた。

「雑誌のインタビューよ」

(雑誌のインタビューだって!?)

まずい!それはまずい!
撮影はなんとかなったけど、インタビューは無理だ!!
だって俺、望月 泉じゃないし…
絶対にボロが出る!
どどどどうしよう…

無情にも車は出版社の地下駐車場へ滑り込んでいった。

「さあ、行くわよ!」

有無を言わさず連れられた。
うぅ… ダメだ… この子の身体能力では逃げてもすぐ追いつかれるのがオチだろう…


「こんにちは~♪」

編集部と掲げられたオフィスに入ると、若い女性編集者が現れた。

「準備は出来てますので、あちらへどうぞ~♪」

そう言って女性編集者は別室へ入っていた。
ダ、ダメだ… あの部屋に入ったらもう逃げられなくなる…

「ちょっと、どうしたの?」

逡巡している俺にマネージャーが話しかけてきた。
今ならまだ逃げられる…
そしてここには俺とマネージャーしかいない…
ここから導き出される答えは…

「ねぇ、聞いてるの? 早く行きなさ… ん!!」


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俺は背後から近づき、振り向きざまにキスをした。
女の子同士のやわらかい唇が触れ合う感触…
やっぱ百合キス最高!!

意識が… とろけていく……










「望月さん、望月さん」

俺は目の前に倒れている“望月 泉”を揺すっていた。

「あれ… 西桐さん…」

(この体、西桐さんっていうのか へぇ~)

「大丈夫? ふふ、よかった、気がついて♪ インタビューの方が待ちかねてるわよ♪」

「えっ…」

遅いのを心配したのか別室からさっきの編集者が顔を覗かせていた。

「さあ、いってらっしゃい♪」

「は、はい…」

戸惑いながらも彼女は別室に入って行った。
へへっ、あの子が天然キャラで助かったぜ♪
さ~てと♪

電源が入っていないパソコンのディスプレイを覗くと、そこにはマネージャーの顔が映り込んでいた。
まずはこの体について知らなきゃな♪
俺は編集部を出て、女子トイレへ向かった。


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ピンク色のタイル。
小便器のない空間。
そこは“女子トイレ”という名の聖域。

俺はその個室の一室に入り、鍵を掛けた。
そしてしゃがみ、まずは胸元のボタンを外した。

「おぉ!」

意外にでかい♪

「お次は…」


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俺はタイトスカートの裾に指をかけた。
パンストに包まれたむっちりした太ももが露わになる。
この脚も胸も俺のアンダーコントロールなんだ…


(つづく)


※画像はフリー素材を加工して作りました


コメント

No title

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
お疲れ様でした!v-10

No title

>チラさん
ありがとうございます!
つ、次こそ終わらす…ゼェゼェ
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