『狙われた家族』 その2



「マナちゃん…?」

突然見知らぬ女の子に話し掛けられた。

「樹里ちゃん・・・?」

だが、俺の口から目の前の女の子の名前が出てきた。
この憑依薬の力は記憶を読むことはできないが、精神が同一化しているため、何か起きると体の持ち主の記憶や感覚が自然に湧いてくることがあるのだ。
この樹里ちゃんって女の子はこの体(マナちゃんって言ったっけ)の友達の感覚がする・・・

「大丈夫?なんかさっき苦しんでいるように見えたけど…」

「ううん、なんでもないよ。それより遊ぼっ♪」

こんなかわいい女の子と白昼の公園で堂々と遊べるなんて、憑依って本当に最高の能力だ~♪


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樹里ちゃんはジャングルジムを登り始めた。
俺も後に続く。

(おぉ!)

上を見上げると、樹里ちゃんのパンツが見えた!
白かぁ、生々しいしわが生暖かさを想像させる。
へへっ、女の子同士だから俺が下でも気にしてないんだな♪

一方、俺もジャングルジムをつかむたびに自分のキャミソールの隙間から、あどけない胸の谷間が見えて興奮した。
上を見れば樹里ちゃんのパンツ、下を見ればマナちゃんの胸、目のやり場に困るとはこの事だ。
俺たちは小さな体を動かしてスルスルと登っていき、てっぺんにたどり着いた。


「私、ここからの景色が好きなの」

「うん」

樹里ちゃんの言う通り、ジャングルジムのてっぺんからは公園全体が見渡せ、遠くには街並みも見下ろせるいい場所だった。
遠くにセーラー服を着たかわいい学生が見えた。
俺もこのままこの体にいれば数年後にはあの制服が着れるんだろうか…

心地よい風が俺たちの髪を揺らす。
ショートパンツを履いているので、おしりがジャングルジムに当たって、こそばゆかった。
目の前には樹里ちゃんの背中が見える。

かわいい…あのおしりにち〇こを擦り付けてぇ…
俺はジャングルジムにまたがりながら、腰を前後に揺らした。
まだ性感は発達してないが、ほのかにショートパンツの前の方がじわりと温かくなってきた。
まさか樹里ちゃんは背後で、友達に化けたおっさんが一人でシコシコしてるなんて夢にも思わないだろう。


「あのね、裕斗くんのことなんだけど…」

裕斗くんと言うと…樹里ちゃんがずっと片思いしているクラスの人気者の男子のことか…
もちろんこれは俺ではなく、マナちゃんの記憶である。

「最近、私のこと全然見てくれないの…」

「へぇ、大変だね」

やっぱりいつの時代になっても女の子の話は恋バナか。
正直、裕斗ってやつのことも、樹里ちゃんの恋もどうでもいいが、せっかくだからこのシチュエーションを利用させてもらおう…


「ねぇ、樹里ちゃん。私を裕斗くんだと思ってチューしてみない?」

「えっ!?マナちゃんと!?」

「うん♪ そうした方が本番でもちゃんとできるよ♪」

「で、でも、女の子同士でチューなんて…」

「大丈夫、誰も見てないし♪」

「う、うん…でも誰か気づかれたらすぐ中止してね」

「もちろん♪(…クシシ)」


俺は樹里ちゃんに近づき、両肩をつかんだ。

「樹里、好きだよ」

裕斗ってやつがどんなやつかわからんが、とりあえず男子のフリをして真似をしてみた(というか元は男子なんだが)
一瞬、樹里ちゃんの体がビクッ!ってなった後、みるみる顔が赤くなるのがわかった。
裕斗を想像してなのか、それともマナちゃんの顔が意外にかっこよかったのか。

「わたしも…ずっと前から好きでした…」

今度は俺の心臓がドキンッ!と跳ね上がり、自分の顔がみるみる熱くなるのがわかった。
だって、こんなシチュ、なかなかないんだもん…
こんなかわいい、干支が一回り以上離れた女の子に告白されるなんて…
マナちゃんの小さな心臓が俺の代わりにバクバク波打つのがわかる。

俺は樹里ちゃんの唇に重ね合わせた。
ん…
お互い気持ちよくて目を閉じてしまう。
まだ母乳から離れて数年しか経っていない唇が、今はこうやって一つになっている。

(気持ちいい…幸せ過ぎる…)

俺は調子に乗って、舌を入れてみた。

「!?」

樹里ちゃんがビックリして目を見開く。
どうやらこのテクは知らなかったようだ。
俺は口の中でクチュクチュと小さな舌同士を絡ませた。

「ひょ、ひょっと、マナちゃん!?」

樹里ちゃんは俺の唇を振り払った。

「へへっ、気持ちよかったでしょ」

「あ、あ、あの私、塾があるから、またね!」

そういうと樹里ちゃんは脱兎のごとくジャングルジムを降りて走り去ってしまった。
へへっ、あまりに恥ずかしかったのか、それとも気持ちよかったのか。
気が付くと、俺のショートパンツの中がほんとごくわずかだが、濡れていた。


(つづく)

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