憑依してGO! その3



「何やってるんですか先輩!?」

突然階段の上から女の子の声がした。
見上げると、そこには小柄な女の子が立っていた。

誰だろうあの子?
俺のことを先輩と呼ぶということは、この体(友子)の後輩…それも知り合いに違いない。
ここは言い訳を考えないと…

「ちょ、ちょっとチンポジを直してたの」

「チンポジ???」

「あ、じゃなくてマンポジ」

「???」


何いってんだ俺は。
女の子も怪訝そうな顔をしている。
だが、そんな顔も健気でかわいい♪

栗色の流れるような髪。
ピンクのカーディガンに、白いワンピース。
世界名作劇場に出てくるような、どこかはかなげで繊細な少女のような女の子だ。
こういう子もタイプだなぁ♪


「ねぇ、今から私とデートしない?」

「えっ…先輩には彼氏がいるじゃないですか」

「あぁ、あれはカモフラージュよ」

「も、もしかして…先輩ってレズだったんですか…?」

「そうよ、私はあなたみたいなかわいい子が大好物なの♪」

そう言って俺は彼女に投げキッスを飛ばした。


「そ、そんな… 先輩がレズだったなんて…」

「そんなケダモノを見るような目で見なくっていいじゃない。それとも私のことが嫌いなの?」

「い、いえ、先輩は好きですけど、そういう意味の好きではなくって……」

「じゃあどういう意味なの?」

「それは……」


俺は戸惑う彼女に近づき手を取った。

「心配することないのよ。お姉様が百合の素晴らしさを一から教えてあ・げ・る♪」

「い、いや…!」

彼女は後ずさりする。
だが、そこは壁。
俺は彼女に体を寄せ、カーディガンをふくらませている胸に手を伸ばした。


「や、やめてください」

俺の赤いマニュキュアに彩られた細い指によって、彼女の胸が自由自在に形を変える。
俺の胸より小振りだけど、やわらかい……


次に、右足を絡ませ、左手で彼女のスカートをめくり、右手を彼女のショーツの奥まで忍ばせた。

「そ、そんな…あんっ!!」

「あらあら、感じちゃってるのね。かわいいわ」

そう言って俺は彼女の透き通った肌をなめた。


「お願いです… やめてください…」

彼女は震えながら涙目になっている。

「じゃあ私とデートしてくれる?」

「い、いや!こわい!!」

彼女は俺を振り払って逃げようとした。
だが、俺はしっかり彼女の両腕を押さえ、壁に押しつけた。
そして間髪入れず彼女のぷるぷるしたピンク色の唇を唇でふさいだ。


二人


「んっ、んん~~!?」

突然のことに彼女は目を見開いたまま静止している。
これが百合への目覚めってやつだろう。
俺はまぶたを閉じ、しっかりキッスを味わう。
二人とも女だから唇がやわらかくて、トロを口に付けながらトロを食べてる気分だ。


「んっ…んっ…」

だんだん彼女の吐息がおとなしくなり、ついに目を閉じた。
観念したか。
口の中では、俺の舌が彼女の舌をもて遊んでいる。
俺たちの口元からは、どっちのものかわからない唾液がしたたり落ちている。
スカートのこすれ合う布音。


ふぅ、そろそろ攻めるのも飽きてきたし、乗り換えるか。
俺は再び幽体離脱し、友子の体から抜けた。
そして目の前の後輩の体に飛び込んだ!!


二人②


一瞬で視界が切り替わり、目の前には階段をバックに俺に熱いキッスをしてくれている友子の顔が映る。


二人③


「!?」

友子が意識を取り戻し、俺と目があった。

「ぷはっ!」

彼女は俺の口から舌を引き抜き、後ろにのけぞった。

「げほっ!げほっ!」

そして何度も口をパクパクさせながら目を白黒させていた。


「ちょっと!梨穂!何やってるのよ!? ってか、どうして私こんなところにいる
の!?」

「もう誘ってきたのは先輩のほうじゃないですかぁ♪」

俺は手を腰で組み、満面の笑顔で答えた。

「はぁ!?そんなこと一言も言ってないわよ!!」

「言ったじゃないですか私とデートしたいって♪」

「いい加減なこと言わないでちょうだい!! あぁ!もう今何時!?彼氏とデートの約束してるのに」

「男なんてつまんないですよ。それより今から私とデートしませんか?友子お姉様にカフェでパフェをあ~んってしてさしてあげますわ♪」

「はぁ!?あんた頭おかしんじゃない!?あんたみたいな変態レズ女には付き合ってられないわ!!」

そう言って友子はバタバタと階段を降りていった。


ちぇ、どいつもこいつもつれないやつだなぁ。
まぁいいや。

それよりなりゆきで梨穂ちゃんになってしまった。
これからどうしよう?

ま、それはもうちょっとこの女子大を散策しながらゆっくり考えればいっか。

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