短編『ご主人様の変わったご趣味』



私の名前は梨奈。
今日からこの羽条院家で働くことになったメイドです。
羽条院家は明治から続く、名門の資産家です。

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「よろしくお願いします!!」

私は元気よくみなさんにあいさつし、働き始めました。
お屋敷は広く、部屋もたくさんあり、お掃除は大変でした。

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何度も部屋を行き来し、窓の拭き掃除やベッドシーツの取り替え、掃除、不用品の処分などを行いました。











やっとお昼休みになり、肩の荷を降ろしていると、中庭でお茶をしている先輩方を見つけました。

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「おいしいですよ~ お一つどうですか~? てへぺろ(>ω・)」

「あ、ありがとうございます!」


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「あら、新人さん?」

「はい!梨奈と申します!!よろしくお願いします!!」

「えぇ、よろしく。どう?このお屋敷は?」

「はい、みなさんいい人ばかりで良かったです!」

「そう。でも、ご主人様は変わったご趣味をお持ちだから、あなたも気をつけたほうがいいわよ」

「変わったご趣味・・・ですか?」

「えぇ」

そういうと先輩方はクスクスと笑い始めました。
私はその時は何のことかわかりませんでした。
でもその夜、その意味を知ることになります。









一日の仕事を終え、食事とお風呂を済ませ、与えられた部屋に戻った頃には、すっかり夜も遅くなっていました。
ベッドに腰掛け、一息ついていると、ドアがノックされ、ドアの向こうから執事さんに「ご主人様がお呼びです」と言われました。

はぁ・・・やはりきましたか・・・

でも、この羽条院家で働くと決めた時から、ご主人様の夜のお相手もしないといけないことを覚悟に決めていました。
私は最後の力を振り絞り、疲れた体を起こしました。
ポーチからコンドームを取り出し、エプロンの内ポケットに入れ、部屋を出ました。


「失礼いたします」

ご主人様の部屋は広く、天井には宝石の散りばめられたシャンデリアがあり、まるで西欧の王族ような豪華な装飾の部屋でした。

「来たか、入れ」

ご主人様は私より5つほど年上で、目つきが鋭く、さすがゆくゆくは次期社長としてこの大グループを引っ張って行くお方。
生まれ持った覇者の風格をお持ちでした。


「お前が新入りか」

「はい、梨奈と申します。よろしくお願いします」

私は深々と頭を下げました。
ご主人様はバスローブを羽織り、ワイングラスをくゆらせながら、私を足の先から頭のてっぺんまでなめまわすように見ました。
私はじっと目をつむり、その視線が止むのを待ちました。


「なかなかいい体だな」

「ありがとうございます」

ご主人様はワイングラスをテーブルに置き、私のほうにゆっくり近づいてきました。
あぁ、ついに食べられてしまうのですね・・・

と、その時です。
いきなりご主人様が何かを私のお腹に突きつけました。

「うっ!」

体中にビリビリッと電流が走り、私は次第に意識が遠のくのを感じました・・・・・・





気が付くと、私はやわらかい物の上に寝かされていました。
目を開くと、天井にさっき見たシャンデリアが見えました。
ということは私がいるのはご主人様の部屋のベッドの上ということでしょうか。

体を起こそうとした時、何かにグッと引っ張られました。
手足が何か金属の物質で、ベッドに縛り付けられていたからです。
それだけはありません、口は布で塞がれ、しゃべることができませんでした。

こ、これは一体・・・!?

それでもなんとか首だけ動かして状況を確かめようとすると、信じられない光景が目に飛び込んで来ました。


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「よう、気がついたか」

そこにいたのは私、見ているほうが恥ずかしくなるぐらいセクシーな衣装を身につけた私の姿でした。
もちろん私は双子ではありません。

「んんんっ!?」

「どうして!?」と言おうとしましたが、口が塞がれているので言葉にならず、まるで男の人ような野太い声になりました。


「フフ、驚いているようだな。説明してやろう」

もう一人の私が私の声で不敵な笑みを浮かべました。

「さっきお前に当てたのは我が社が極秘に開発した装置だ。電気信号を与えることにより、一時的に使用者と対象者の脳の構造を入れ替えることができる。ま、簡単に言えば入れ替わりマシンさ」

そう言うと、もう一人の私は私の前に鏡をかざしました。

「んんっ!?」

私は驚愕しました。
そこに映っていたのは口を塞がれたご主人様のお顔だったからです。


「どうだ?これでわかっただろ?」

「んんん~っ!!」

私は必死に首を振って元に戻してもらうよう懇願しました。

「いいな、その怯える顔。もっと見たいぜ!!」

そう言うとご主人様は私にムチを振り下ろしました。


「んんっ!!」

胸板に激痛が走りました。
ご主人様はそんな私の様子を見て、笑みを浮かべ、さらに何度も何度もぶちました。
マゾヒストなのかナルシストなのかわかりません!

私は激痛の連続で感覚が麻痺しそうでした。
自分の体を見下ろしてみると、今受けた傷以外にも無数の傷跡がありました。
ということは毎晩メイドたちと体を入れ替えてこんなプレイをされているのですか!?
私は思わず昼に見た先輩たちがこんな恥ずかしい衣装を着てムチを振るっている姿を想像してしまいました。


「どうだ男の体は?こんなにでかくしやがって・・・」

そう言うとご主人様は超ハイヒールで私の股間を踏みつけました。

「んんっっ!!」

股間に信じられない衝撃が走りました。
私の股間に棒のような物が伸び、それがグニャリと踏まれたからです。
それは車に轢かれたカエルのようなとても気色悪い感触でした。

「これがキンタマってやつだ」

そう言ってご主人様は私の棒の左右にあるやわらかいものをグリグリと踏みつけました。

「んんっ!!」

よくドラマなどで女の人が男の人の股を蹴って逃げるシーンがありますが、これが殿方の痛みなのですね・・・



「そろそろ入れさせてやろう」

そう言うとご主人様は私にまたがり、私ってこんな表情もできるんだ・・・と思うほどの邪悪な笑みで私を見下ろしました。

「んん~!!」

私は必死に身をよじり、拒絶をアピールしましたが、ご主人様はゆっくりと腰を降ろしてきました。
ご主人様の股間――すなわち私の大事なところが――私の股から伸びている棒の先に接触しました。

いやっ!せめてコンドームをつけてください!!

私は精一杯首を傾けて部屋を見渡しました。
コンドームの入ったエプロンは無造作にイスに放置されていました。


「おっ!!」

腰を落としていたご主人様が声を上げました。
私の股から伸びている棒が、ゆっくりご主人様の中に包み込まれていきました。
私が犯されている・・・いえ、私が私を犯している!?


「おっ!おっ!」

ご主人様が一定のリズムで腰を動かし始めました。
私の股から伸びている物は圧迫され、内壁にこすりつけられ、奇妙な快感に襲われました。
私は必死に腰を左右にずらし、なんとか抜こうと試みましたが、私の棒はご主人様の中にスッポリと包まれ、身動き一つ取れない状況でした。

どうしてこんなことに・・・

自分の体ですればいいじゃないですか!?

こんなことならまだご主人様に押し倒されていたほうがマシです。
女としての体と尊厳を奪われ、男としての体と性欲を押しつけられる・・・
そう思うと、涙が出てきました。


「おっ!おっ!お前の中はいいな!なかなかの名器だ!!」

ご主人様の腰振りは次第にエスカレートしてきました。
それと共に私の股間に何かドロドロとした邪(よこしま)な物がこみあげてきました。

い、いやっ!コンドームも付けてないのに!!

私は必死で興奮を押さえようとし、故郷にいる両親のことを思い浮かべました。
私がこのお屋敷務めを決意したのも、一つはお給料がいいからです。
だから一円でも多く稼いで、故郷にいる貧しい両親に楽をさせてあげたい・・・

しかし、私の想いとは裏腹に私の下腹部は熱くなり、棒の膨張は止まりませんでした。
そして、まるでダムが決壊したかのように何か熱い物が一気にこみあげてきました。


いやあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!! 出ないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!


「ウオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!」

薄れゆく意識の中で最後に聞こえたのは、もう一人の私の嫌らしい絶頂の雄叫びでした。








気が付くと、私は自分の部屋のベッドの上に寝ていました。
おそらく執事さんが運んでくれたのでしょう。
時計を見ると、午前3時を指していました。

私は起きあがって台所の水を飲もうとしましたが、体が疲れ切っていてもう一歩も動けませんでした。
そんな・・・私はずっと縛り付けられ、犯されていたのに・・・犯した側の体の負担は全部私に来るなんて・・・
あまりにも不条理です。


そして、下腹部がジンジンしました。
手を伸ばすと、血が付きました。

私は・・・私のはじめてを・・・自分で奪ってしまった・・・

その夜、私は一晩泣き明かしました。





(短編『ご主人様の変わったご趣味』 おしまい)


(※画像は加工可能なフリーイラスト集から使いました)




コメント

No title

ぽわぽわした女の子らしい女の子にボンテージとか最高やん!最高ですやん!

No title

>3℃さん
フヒヒ・・・どうもコメントありがとうございますm(_ _)m
いいですよね、ぽわぽわした女の子とボンテージのギャップ♪

本編中では省いていますが、装置をお腹に押しつけられ何がなんだかわからず気絶した梨奈から先に起き上がり、イヒヒ顔でボンテージに着替え、目の前に倒れているご主人様(中身は梨奈)のバスローブを脱がし、執事と共にベッドに運び、拘束具で締め付けるシーンなどを妄想されると、より一層お楽しみいただけます(^_^)
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